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新たに自動車でも不正“データ”書き換え 人気のランクルも…トヨタ10車種出荷停止に【報道ステーション】(2024年1月29日) -芸能ニュース/炎上まとめ

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国が定める排出ガス基準をめぐり、去年3月、フォークリフトなどの“産業車”で不正が発覚していた『豊田自動織機』。29日、特別調査委員会が会見し、“自動車”エンジンでも不正があったことを明らかにしました。

豊田自動織機は、40万人近い従業員が支えるトヨタグループの源流企業です。豊田佐吉さんのモノづくりを受け継いできたはずでした。

特別調査委員会は、こう指摘しました。
特別調査委員会・井上宏委員長:「量産開始予定日から逆算した不合理な開発スケジュールが設定されたことが、そもそもの原因になりますが、管理職や部長職が、現場の問題を把握して、解決するために自ら行動する姿勢を示していなかったために、『上にあげても無駄である』という雰囲気がまん延してしまったことなどが認められました。トヨタから委託を受けた範囲内で、指示された通りというと言葉が悪いが、要するに対外的なリスクを、我が事としてさばいていく経験が乏しかったんじゃないか」

量産スケジュールを守るために、見栄えのいいデータに書き換えられたといいます。産業車用エンジン11機種、自動車用ディーゼルエンジン3機種に拡大しています。
特別調査委員会・井上宏委員長:「2007年劣化耐久試験が義務化された当初から不正が行われていた。(Q.つまり16年間不正が続けられていた)数えて16なら、そういうことです」

一方、不正が見つかったうち、自動車のエンジンは、豊田自動織機がトヨタから一部開発を受託。“認証制度”に関わる試験も、豊田自動織機が行っていました。その“出力試験”で、燃料の噴射量を調整するなどの不正が見つかりました。車を販売するトヨタなどは、不正なデータを見過ごすかたちで届け出を行っていました。

対象車種は、海外を含めると10車種で、月3万6000台が販売されています。ランドクルーザーなど、“数年待ち”ともいわれる人気車種も含まれます。トヨタは、当該の車両について、出荷停止を決めましたが、出荷基準は満たしているとして、直ちに使用を停止する必要はないとしています。

29日も工場で汗を流した従業員。
従業員:「ミーティングはありましたよ。詳しくはまだ」

国土交通省は30日、エンジン開発部門が入る工場に立ち入り検査を行います。最悪の場合、『型式指定』の取り消しもあり得るとしています。

トヨタグループは、日野自動車やダイハツ工業など、品質をめぐる不正が相次いでいます。29日夜、トヨタの社長も取材に応じました。
トヨタ自動車・佐藤恒治社長:「“認証制度”の根幹に対して、大変、重いできごとでありますので、我々も、大変、重く受け止めております。(Q.豊田自動織機は双方向で会話ができていれば、こうした問題はなかったと)(グループ企業との)両社のコミュニケーションに改善すべき課題があった、何か質問があったときに、気軽に対応できるような状態になかった現場の状況があった。何も言われないようにしておきたいという心理が現場で働いていたのだろう。現場レベルの会話ができるように、草の根のコミュニケーションを増やしていく努力が必要なんだろうと」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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