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■窓口で…高齢者が何度も聞き返す
1月18日も、多くのドライバーが訪れていた埼玉県鴻巣市の運転免許センター。今月から窓口での更新手数料の支払いは「キャッシュレス決済」のみとなりました。
会社員(20代)
「PASMOで払いました。早かったなと。すぐにピッてやって、パッと終わったので」
飲食店経営(30代)
「(普段も)キャッシュレス派です。僕はいいと思いますね」
一方で、次のような声も聞かれました。
40代
「(Q.窓口で現金が使えなくて)そうなんですよ、キャッシュレスになっちゃって」
70代
「現金がダメだっていうのは、ちょっとやりすぎじゃないですか」
これまで運転免許証を更新する際は、3000円の収入証紙を現金で購入する必要がありました。
しかし、埼玉県は国が進める行政手続きのデジタル化や会計事務の効率化を図るため、先月末で収入証紙の取り扱いを廃止しました。
今月から、運転免許証の更新など544の行政手続きにかかる手数料の支払いは、原則キャッシュレス決済に限定しました。
SNSには、「一人ひとりいちいち現金が使えないって説明してる。意味がわからない高齢者が何度も聞き返してる」といった、窓口でトラブルになっている場面を見掛けたという投稿もありました。
運転免許証やパスポートの取得・更新手数料、公立学校の入学試験手数料などで、現金の代わりに使われている収入証紙。すでに東京都や大阪府など6都府県で廃止されていて、埼玉県は全国で7番目となります。
しかし、代わりの手数料決済に現金が使えないのは、全国でも埼玉県だけ。支払いはクレジットカード、デビットカード、コード決済、電子マネーの4種類に限られます。
■パスポートセンターでも…利用者困惑「知らなかった」
一方、より複雑になったのが、パスポートセンターです。
埼玉県に支払う手数料は原則キャッシュレスですが、国に支払う手数料である収入印紙は、現金でしか購入できません。支払方法が異なるのです。
60代
「ちょっと手間というか。一通り、国の方(収入印紙)もキャッシュレスの選択肢もあってもいいのかなと」
パスポートセンターで目立ったのは、キャッシュレス決済への移行を「知らなかった」という声です。
学生(20代)
「(Q.キャッシュレス決済になったことは知っていた?)全然知らなかったです」
会社員(40代)
「知らなかったです。初めて聞きました」
埼玉県は去年4月から、広報誌にキャッシュレスへの変更を掲載。その後も、チラシの配布やポスターを掲示するなど周知に努めてきましたが…。
埼玉県 出納総務課 岡精一課長
「免許センターについては、運転免許証の更新手続きの案内はがきが届くと思う。その中にしっかりと、原則キャッシュレスということを記載してもらったり、引き続き広報とか案内をしっかりと行うことで、キャッシュレス決済が難しいような方にも十分に配慮しながら、きめ細かに周知と窓口対応を続けていきたい」
(「グッド!モーニング」2024年1月19日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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