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新たな副総統と合わせて中国が「毒・毒コンビ」と呼び警戒する新政権。
中台間の緊張が高まる恐れも出てきています
■「毒・毒コンビ」に中国警戒 総統選から一夜
3日前、投票のため台湾に帰省する蔡翠文(さい・すいぶん)さんは、強い危機感を抱いていました。
(帰省投票する蔡翠文さん(50))「(野党は)ほとんど中国寄りなので、それは自分の一票を投票しないと万が一向こうが勝ちましたら、ちょっと危ないなと…」
台湾の選挙では在外投票や期日前投票ができないため、海外に住む有権者の“帰省ラッシュ”が起きました。
(蔡翠文さん)「この飛行機は(乗客の)95%は台湾人だと思います」
戸籍がある台湾南部の高雄市で投票した蔡さん。
Q.誰に投票した?
(蔡翠文さん)「民進党の頼さんと蕭さんです」
「今まで日本とアメリカと最高の関係になったので、そのまま続けてほしいです」
「一緒に台湾の新しい総統を迎えましょう。頼・清・徳!」
3つ巴の激戦を制したのは、与党・民進党の頼清徳(らい・せいとく)氏。過去に台湾の「独立」を主張し、中国から「独立分子」とみなされ制裁対象となっています。
(与党・民進党 頼清徳氏(64))「台湾は民主主義と共にあることを示した。中国からの硬軟さまざまな攻撃から、台湾を断固として守ります」
親米かつ対中強硬という蔡英文政権の路線を継承する頼氏。新たな副総統は、日本の神戸で生まれアメリカ人の母親を持つ蕭美琴(しょう・びきん)氏です。中国の攻撃的な「戦狼外交」に対抗し「戦猫外交」を掲げている蕭氏。
(副総統 蕭美琴氏)「ポイントは猫の魅力的な特徴です。バランス感覚があって、狭い空間を通り抜けることもできます」
去年11月までの3年余り、駐米代表(大使に相当)として外交を取り仕切ってきました。おととしのペロシ下院議長訪台や去年のマッカーシー下院議長との会談後には、中国から大陸への渡航を禁じる制裁を科されています。
(蕭美琴氏)「私も愛していますよ」
副総統候補に決まった去年11月、中国政府は独立派とみなす2人を「独・独コンビ」と呼び警戒感をあらわにしています。
(中国国務院の報道官)「この『独』は『毒薬・毒害』の『毒』でもあります。民進党がこのような危険な『毒・毒コンビ』を出すことは、台湾の運命を毒することになります」
■“接待旅行”の誘い?中国 選挙介入疑惑を追跡
与党・民進党の支持が厚い高雄市で取材を進めると、中国側による水面下での“選挙介入”ともとれる動きがみえてきました。日本の町内会長に相当する『里長(りちょう)』を務める林浤澤(りん・こうたく)さんに届いた一通のLINE。
「無料招待」「アモイ視察5日」
日程表には「サーカス公演」や「サファリパーク」観光のほか…「福建省南部の伝説的ショーの鑑賞」
去年10月、国民党を支持する別の里長から送られてきたと言います。
(「里長」を務める 林浤澤さん)「中国からの“台湾統一作戦”の手段だとすぐに分かりました。私のほかに5人集めるように言われて、地域を代表するような一定の発言権を持つ人がよいと。私の知る限り中国がこのような手段で台湾に仕掛けるのは、ずっと前からすでに行われています」
中国南部・福建省のアモイ市で観光地を巡り交通費が無料、有名ホテルの宿泊費も無料。という“接待旅行の誘い”でしたが断ったそうです。
(林浤澤さん)「第一陣ですでに行っていた人からの話では、台湾に戻った後で『国民党を支持するように』とはっきり言われたそうです。中国のこの動きの主な目的は、民進党の有権者が多くいる地盤に打撃を与えることだと思います」
中国との関係改善を訴える最大野党・国民党の候補を側面支援するかのような動き…
番組は、実際に中国側からの招待で現地を訪問した人物に話を聞くことができました。
Q.中国に行った時の写真はありますか?
(中国側の招待を受け現地訪問 郭永聰(かく・えいそう)さん(68))「もちろんあるよ」
そういって見せてくれたのは去年11月に中国で撮影したもの。
Q.これはどこですか?
(郭永聰さん)「湖南省だよ。全部旅行のため。政治の話は一切していない」
身の潔白を主張する郭永聰さん。中国大陸から移り住んできた「新住民」と呼ばれる人たちの生活支援を行う団体の幹部です。
Q.中国側があなたたちを取り込んで中国を好きにさせる意図があったと言われていますが?
(郭永聰さん)「それはないと思う。彼ら(新住民たち)はもともと中国人ですから。我々は何の介入もしません」
一方、現地の報道によると郭さんら幹部3人は60人の市民を集め、中国側から無料で食事や宿泊の提供を受けて特定の候補者を支持するよう要請したとして当局の捜査を受けています。
■台湾の高級果物めぐり“揺さぶり”か
台湾南東部の台東県。車を走らせていると看板には…「釈迦」お釈迦様の頭に似ていることから名付けられたフルーツ「釈迦頭」のこと。
「こんな感じでむいて食べます」
この甘さが人気の台湾を代表する高級果物をめぐり、中国側が揺さぶりをかけたのではないか?と言われる出来事が…
実は、中国は2021年9月に台湾からの釈迦頭の輸入を停止。ところが国民党の県トップらが中国を訪問後、30の業者に限って輸出を認めました。さらに先月、その数を約1300にまで拡大させたのです。
Q.国民党の県トップの訪中と関係は?
(釈迦頭農家)「あるでしょう。台東県トップは国民党で農家たちのために輸出できるように努力した。農家たちはみんな喜んでいる」
一方、第二野党・民衆党の柯文哲(か・ぶんてつ)氏のニュース番組での“ある発言”が物議をかもしました。
(民衆党 柯文哲候補)「中国が台湾の選挙に介入するかどうか?それはもちろんあると思います。アメリカも中国も、台湾の選挙に介入します。絶対に介入します。ちょうどこの番組に出る前にかかってきた電話がAITからでした」
AITとはアメリカ在台湾協会のことです。アメリカ大使館に相当する機関で、ちょうどこの時期、国民党と民衆党の間で野党候補一本化について協議が進められていました。
(司会者)「何と言われましたか?」
(民衆党 柯文哲候補)「野党一本化協議に『中国の介入があったか説明しろ』と」
(司会者)「本当?AITが説明しろと?」
(ほかの出演者)「AITも疑っているね」
(民衆党 柯文哲候補)「うちの事務局長に説明しに来いと」
(司会者)「AITが直接聞いてきたのですか?」
■「毒・毒コンビ」に中国警戒 台湾有事の可能性は
頼政権の誕生で、台湾有事の可能性は高まるのか?安倍元総理の死後、高雄市内に建立された銅像。
(安倍晋三元総理大臣)「台湾有事それは日本有事です」
2021年のイベントで安倍元総理が「台湾有事」と発言してからその言葉が台湾でも認知されるようになったといいます。
一方、若者たちに台湾有事への危機感を尋ねてみると…
「怖くないです。(中国は)戦争を起こさないと思います。戦争が起きたら台湾はすぐに無くなると思いますが、それでは台湾の価値がなくなり、中国の望む結果ではありません。」
投票のため日本から台湾に帰省した蔡翠文(さい・すいぶん)さんの知人たちは、これまで政権を担ってきた与党・民進党や最大野党・国民党への不信を口にします。
(蔡さんの知人)「民進党のやり方には納得してないが国民党にも投票したくない。」
Q.誰に票を入れますか?
「たぶん(民衆党の)柯文哲氏」
若者世代の既存政党への支持離れ…その結果、支持を集めたのが第2野党の民衆党の柯文哲氏。そして、日本の国会にあたる立法院でも与党民進党が過半数割れで少数与党になり、民衆党が議席を伸ばす結果になりました。
このようなねじれの背景には若者世代の意識の変化が…総合格闘技のジムを経営する36歳の洪ケイ修(こう・けいしゅう)さん。立法院の選挙に無所属で出馬しました。
(洪ケイ修さん(36))「国民党と民進党の争いはそろそろ止めた方がいいと思う。アメリカや中国に寄りすぎはどちらも良くないと思う。僕はその両方のバランスのとれた良いポジションでいたいと思う」
「祖国統一は歴史的必然」と述べている習近平国家主席。今回の選挙結果に中国政府は…
(中国国務院 台湾事務弁公室)「民進党は島内(台湾)の主流の民意を決して代表していない。祖国統一の流れを止めることはできない。」
1月14日『サンデーステーション』より
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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