能登半島 今季一番の冷え込み 孤立集落から集団避難続く 住民があえて残る地区も【スーパーJチャンネル】(2024年1月14日) -芸能ニュース/炎上まとめ

■孤立集落から集団避難続く

　14日朝、被災地は今季一番の冷え込みに…。孤立地域に住む住民の避難が進んでいます。

　輪島市西保地区。148人が依然、孤立状態です。これまで自衛隊が支援物資を届けていましたが、寸断された道を歩いて向かう過酷な状況です。

　向かったのは避難所の小学校。

避難する住民
「乗っていいの？」
「（Q.荷物を置いてきたが生活はできますか？）だけど生きているもん。生きているならまだ大丈夫ですよ」

■住民があえて残る地区も

　住民の力で避難する地域も…。

避難する住民
「1月1日から地獄に落とされたみたいに。生きているのか死んでいるのか分からなくなってしまった」

　輪島市の金蔵地区。住民の車に高齢者などを乗せて避難します。一方、残ることを決断した住民も30人近くいます。ここに残る道を選んだ理由。それは、この“町への愛着”です。

輪島市　金蔵地区　井池光信区長
「この集落を守ろう、自分の家を守ろう、自分の地域を守ろうと集まっている。水は井戸水を確保したり、そういう経験がありますので、それで何とかなるかなと」

■被災地に新たな支援も…　断水続く

　新たな支援も進んでいます。防衛省がチャーターした民間の大型フェリー。一時的な宿泊施設として被災者の受け入れが始まりました。1泊2日、一度に約200人が利用できます。

申し込んだ被災者
「10日以上、お風呂も入っていない。お風呂も入れるし、楽しみに待ってる」

　被災者を苦しめるのは、解消のめどが立たない「断水」です。そうしたなか、志賀町では…。理容院で井戸水を利用したシャンプーが無料で行われているそうです。満足に風呂に入れない人のために行っています。

矢田理容店　矢田裕之さん
「皆さんに助けてもらって、自分のできることはないかなと。少しでも恩返し」

　能登地震発生から14日目。岸田総理は14日に地震後、初めて被災地を訪れました。視察した中学校では避難した住民が寝泊まりを続けています。被災地の現状が伝えられます。

岸田総理大臣
「皆さんの思い、しっかり受け止めて全力で引き続き頑張ります」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp