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■認知症リスク4割↓ カギは「散歩」
犬は人間の歴史上、最も古い付き合いかもしれないという愛すべき存在です。
そんななか、「犬の飼育によって認知症の発症リスクが低下する」という研究結果が、東京都健康長寿医療センターから発表されました。
国立環境研究所 谷口優主任研究員
「犬を飼っている高齢者は、犬を飼っていない高齢者に比べて、認知症のリスクが4割程度低くなることが分かった」
都内の高齢者(平均年齢74.2歳)1万人以上のデータを使い、高齢者の健康について研究を行っていたところ、今回の発見につながったということです。なぜ、犬なのでしょうか?
谷口主任研究員
「犬を飼っているから、散歩に出掛ける。犬の散歩に出掛けるから、社会との接点が増える」
■海外では「ヨガ犬」「セラピー犬」も
海外では、犬の“癒やし効果”を使った試みが行われています。フランスでは、ヨガでリラックスしながら、ふわふわな子犬をなでる「パピーヨガ」が人気です。
ヨガ教室の生徒(19)
「ヨガはとてもリラックスできますが、かわいい小さな子犬がいると、さらに幸せになります」
空港の混雑やフライトのストレスを軽減する「セラピー犬」は、様々な国で取り入れられています。
空港利用者
「クリスマスのストレスをすべて忘れ去られたわ」
認知症リスク低下に限らず、良い影響を与えてくれる犬。では、犬と人気を二分するペット・猫にも、同じようなことが言えるのでしょうか?
■猫は…認知症リスクに影響を与える?
「犬の飼育によって認知症の発症リスクが低下する」という研究結果が発表され、話題になっています。一方で、日本でペット人気を二分する猫。
猫を飼っている人(20代)
「猫を2匹飼っています。2匹とも個性があるので、かわいいです」
こちらの女性は…。
猫を飼っている人(20代)
「お父さんが急に野良(猫)を見つけて、連れてきたのがきっかけ。ツンデレで、急に寄ってきて、甘えてくるところがかわいいです。めっちゃ癒やされます」
では、猫は認知症リスクに影響を与えるのでしょうか?
谷口主任研究員
「猫も同様に調べてみたが、残念ながら、猫の飼育者は飼育していない人と比べると、認知症のリスクはあまり差がない」
どうやら「一緒に散歩できること」がカギを握っているようです。それでも、猫をはじめとする、どんなペットでも、私たちに様々な良い影響をもたらしてくれるといいます。
谷口主任研究員
「例えば“鳥を飼うと”とか“馬を飼うと”とか、色んな動物の効果が分かっていて。日本だと、熱帯魚など魚を飼うことの効果で、心の安定につながることが分かっている」
(「グッド!モーニング」2023年12月26日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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