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■忘年会ピーク…渋谷の街では救急搬送も
忘年会のピークとなったこの週末、渋谷の街には午後10時を過ぎても、多くの人がいました。なかには、千鳥足で歩く人の姿も見られました。
警備員が、あぐらをかいて深い眠りにつく男性を起こそうとしました。再び警備員に起こされ、歩き始めた男性。しかし、わずか数メートル歩いたところで植え込みに腰をかけ、再び路上寝。男性は10分ほど眠った後、歩いてその場を去っていきました。
ぐったりとした様子の女性のそばには、横たわった男性がいます。男性は自力で起き上がれるが、女性は座り込んだまま起き上がることができない状態でした。20分後、救急隊が到着し、女性は担架に乗せられ救急車で運ばれていきました。この日、多く見られたのはお酒の飲みすぎによる救急搬送でした。
午前0時50分すぎ、最終電車の時間が近付くと、何とか最終電車に乗ろうと急いで改札をくぐり抜ける人たちがいました。
■神田で飲み過ぎ…寝過ごして南栗橋へ
しかし、終電には間に合っても、自宅にたどり着けない人たちがいました。
寝過ごした男性
「寝過ごした…。気持ちよく寝ていて、気付いたらここです。どん底です」
渋谷から43駅、電車でおよそ1時間半かかる埼玉県・南栗橋駅。周辺には深夜営業の店がほとんどないため、寝過ごしてしまうと絶望的な状況に陥る終着駅です。
終電後のホームや駅の外には行き場を失い、途方に暮れる人たちがいました。駅のロータリーでは、残された帰宅手段であるタクシーもなかなか捕まらない様子です。
寝過ごしたためタクシーを待つ男性
「アプリとかも使ってるですけれど、なかなか配車が…。明日も仕事なので、困っちゃいます」
ふらつきながらタクシーを待つ男性に聞きました。
千葉県野田市に帰る予定 寝過ごした男性
「どっかで飲んでいたんですけれども、気が付いたら、ここだったので。千葉ってこういうふうになったのを、チーバくんの鼻のところに住んでいるから」
男性は神田で飲み会をした後、春日部で乗り換え、千葉県野田市の自宅に帰ろうとしたところ寝過ごして、南栗橋まで来てしまったといいます。
寝過ごした男性
「どれくらい飲んだんだろう…。ワインのボトルでいったら3本か4本くらい飲んでいると思うけれど」
待ち続けて30分以上経ちますが、タクシーが来る気配はありません。
寝過ごした男性
「こんなにタクシー来ない?南栗橋」
午前1時ごろ、南栗橋周辺の気温はマイナス1.6℃。寒空の下、タクシーを待ち続けます。
寝過ごした男性
「寒いよ!こんな薄いコートしか着ていない。(タクシー)こねーな。本当に。さみーよ」
待ち続けることおよそ1時間、ようやくタクシーに乗ることができました。
■極寒の終着駅・南栗橋…トレーニングする人も
泥酔して座り込む男性は、忘年会の後、北千住から自宅がある越谷レイクタウンまで帰るつもりが、南栗橋まで来てしまいました。
寝過ごした男性
「ちょうど今ね、だいぶ絶望してるんだ。これ以上なく絶望だよね。タクシーを待つしかないけど。でも、俺タクシー待つの大嫌い過ぎて、毎回こうやってるからさ」
「行列に並ぶのが嫌だ」という男性は、電話ボックスで寒さをしのぎますが…。
寝過ごした男性
「(Q.結構、順調にタクシー来ていますよ)仕事してくれて、ありがたいね。“いつか俺もタクシーに乗れるかもしれない”なんて…幻想があるよね。暖かいかもしれない!待って、監獄にいる気分になってきた。ダメだこれ。逮捕された気分になる」
今度は、近くのコンビニに向かいます。購入したのはお酒。“一人忘年会”でタクシーの列がなくなるのを待ちます。
寝過ごした男性
「(Q.お味はいかがですか?)やっぱりうまくね~よ!絶望の味だよ。寒いもん!」
寒さを紛らわすため、片手で全身を支え、トレーニングを始める男性。極寒の終着駅で待つこと2時間半、ついにタクシーの順番が回ってきました。
寝過ごした男性
「おれ、きょう家に帰れるんですね。絶望の町、南栗橋から」
ところが…。
寝過ごした男性
「最初に聞いておくんですけど、ここから越谷レイクタウンっていくらくらい?」
運転手
「1万7000円くらいですね」
寝過ごした男性
「え!?1万7000円っすか!?」
タクシーから降りる男性。
寝過ごした男性
「1万7000円は無理です、ダメです。絶対に」
結局、タクシーには乗らず、コンビニにある待機スペースで始発電車を待つことにしました。
■浅草方面に帰るつもりが…高尾駅
新宿駅から西へ40キロ。JR中央線・高尾駅は、ひときわ冷え込む極寒の終着駅。あっという間に、タクシー乗り場には行列ができていました。
新宿から寝過ごしてきた男性
「寝過ごしました」
「(Q.忘年会?)はい。新宿で飲みました。純米酒ですね。5合くらい飲んだと思います」
「(Q.高尾に寝過ごしてきたことは?)何回かあります。タクシーで帰ろうかなと…」
「(Q.寒いですね)きょうは特にね。懐も寒くなるでしょ」
以前は、寝過ごした客を救済するバスが走っていましたが、コロナ禍で利用客が激減し、今年も運行していません。
辺りを見わたしながら、スマホを操作する男性。5分後、駅員に誘導され、ようやく改札を出ました。
御茶ノ水から寝過ごした男性
「(Q.ここで降りる予定でしたか?)そうじゃないですね」
男性はかなり酔っぱらっているのか、足下がおぼつかない。
寝過ごした男性
「記憶がね…。飛んでいまして…」
「(Q.お酒飲まれた?)はい、飲みましたね」
「(Q.どのくらい?)だい…だいぶ飲んで…。飲んでるんだと…思うんですけど。何でここに来たのかも、分からないですわ」
気温は、マイナス3℃。
寝過ごした男性
「寒いですね。帰りたいんですけれどね。ここはどこですかね?(ここは高尾ですね)どうやって…。多分、御茶ノ水くらいで飲んでいたと思うんですけど、何で…。どうやってここに来たのか、分かりませんね。どうしましょう」
浅草方面に帰るつもりだったというが、結局、始発まで駅前で過ごすことに決めた男性。
寝過ごした男性
「謎。謎です。戻れないですよね?今から戻れないですよね?」
「(Q.もう、東京方面ないですね。電車)どこでどうなったかなぁ…。なんでこうなったかな…。記憶がないんで怖い。怖いですね…」
■深夜2時の渋谷…路上に倒れた男性も
一方、最終電車が終わった渋谷の街では、路上寝をする人が続出。さらに、立ち寝をする人までいました。
何かを調べていたのか、スマホを握りしめ、眠る男性も…。スタッフが声を掛けると、男性は自力で起き上がり、駅とは反対方向へと歩いていきました。
厳しい寒さのなか、腕と足を組んだ状態で眠る男性はおもむろに立ち上がり、歩き始めると、吸い寄せられるように商業施設の中へ入っていきました。
シャッターの閉まった渋谷駅前をふらふらと歩く男性。足元がおぼつかない危険な状態のため、声を掛けようと後を追いかけますが、100メートルほど進んだ所で転倒してしまった男性。警備員の手を借りながら、なんとか立ち上がります。
千鳥足の男性
「(Q.大丈夫ですか?)はい」
「(Q.さっき、ちょっと転んでたので)転んでた、転んでた。痛い、痛い、痛い」
「(Q.どこか打ちました?大丈夫ですか?)痛かった」
「(Q.結構、飲みました?)ええ、飲んだ、飲んだ。はい、はい、はい」
タクシーに乗って帰るという男性。
男性
「(Q.多分、迎車だから捕まらない。なので、ここはみんな止まらないから)ありがとうございます」
車道に飛び出しかねない状態のため、タクシー乗り場へと案内します。
男性
「(Q.こっちからだと、行けないかも。あっちから、ぐるっと回らなきゃいけない。大丈夫ですか?)先輩、ありがとう」
男性はふらふらと歩きながらも、無事、タクシー乗り場へと並びました。
深夜2時を過ぎても渋谷の街は静まることはなく、センター街で路上に横たわる男性がいました。救急隊が駆け付け、辺りは騒然としています。救急隊によると、男性は急性アルコール中毒で倒れたといいます。
さらに、すぐ近くに別の救急車が到着しました。男性と一緒にいた人によると、忘年会で飲みすぎてしまった男性が動けなくなり、救急搬送されたといいます。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年12月25日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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