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「最近は、侍従とオセロや将棋をお楽しみになることもあります。ご研究がない日の午前には、日本や世界の歴史、文化、自然等を紹介するテレビ番組の録画を上皇后さまとご一緒にご覧になっています」(宮内庁が公表した「ご近況」より)
■取材から見えた夫婦で支え合う姿
新型コロナが5類へ移行し、お出かけになる機会が増えたこの1年。取材から見えたのは、上皇さまと美智子さまの絆でした。
5月、4年ぶりに地方を訪問された上皇ご夫妻は、4泊5日で京都・奈良に滞在。京都では、皇室にゆかりの深い大聖寺を訪問。上皇さまの腕には、美智子さまの手が添えられています。このとき、ヒヤッとする出来事が。階段で一瞬バランスを崩し、よろけた美智子さまを、上皇さまがグッと引き寄せられました。
テレビ朝日宮内庁担当 遠藤行泰記者
「我々記者は、上皇后さまがバランスを崩されたとわかったので心配したんですけれども、上皇さまが瞬時の判断で支えられて、事なきを得たということですね」
ご夫妻が支えあう姿は、度々みられました。8月に静養された軽井沢では、戦後に旧満州から引き揚げた人々が開拓した農地を訪問。上皇さまが美智子さまに、「大丈夫?」と声をかけられる場面もありました。
■思い出の地の“案内役”「ずっと互いの手を」
お忍びで訪問された場所もありました。美智子さまのご実家があった場所につくられた公園です。これまでもご訪問の度に、案内役を務めてきたのが、樹木医の金原正道さんです。
上皇ご夫妻の案内役金原正道さん(81)
「上皇さまは植物にすごくお詳しい方で、同属のものを一緒に植えると遺伝子の問題があるとか、『これは一緒に植えちゃいけないんだよね』とか」
およそ4年ぶりのお姿に、今までになかった変化を感じたといいます。
上皇ご夫妻の案内役金原正道さん(81)
「車を降りられるときから乗るときまでずっと手を握りっぱなしはびっくりした、今までにない光景。これまではくっついたり離れたりして散策されていましたからそうやって寄り添う姿、支えあう姿はすごく感動致しました」
■変わらぬハゼへの情熱 週3日で研究
原則全ての公務から離れられた上皇ご夫妻。最近はどのように過ごされているのでしょうか。サタデーステーションは、上皇さまの近況をよく知る2人の人物に話を聞くことができました。
上皇さまが現在も週に3日没頭されているのが、ハゼの研究。その研究をサポートしているのが、林さんです。水曜日、今年最後の研究に立ち会ったといいます。
上皇職御用掛 林公義さん(76)
「きょう陛下にお見せしたのは西表島の自然について。マングローブに『トビハゼ』というハゼがいるんですけど、陛下はさすがに研究者ですから、映像が出たとたんに『これはミナミトビハゼですね』とピシッとお話になられましたね」
研究の裏で、林さんが心がけていることがあるといいます。
上皇職御用掛 林公義さん(76)
「陛下の第一声で、『きょうは?』というご質問が必ずある。この『きょうは?』っていうご発言が、どの程度のエネルギーを持って私たちに問いかけられるかということで、“きょうは研究モードだな”とか、“きょうはもう少し柔らかい方から入った方がいいかな”という風に考えて、いつもやってます」
■チェロ講師「手術後メガネなしで楽譜見えるように」
もう一つ、上皇さまが続けられているのが趣味の音楽です。先月には、皇宮警察音楽隊の70周年を記念する演奏会に、天皇皇后両陛下や秋篠宮ご夫妻らとともに出席されました。
上皇さまはチェロを、美智子さまはピアノを嗜み、共通の趣味である「音楽」。私たちが訪ねたのは、上皇さまのチェロ講師を務める寺田さん。月2回ほど御所に出向いて、およそ45分間のレッスンを行うといいます。
上皇さまのチェロ講師 寺田義彦さん
「いつもご挨拶されるときも必ず大きい声でお声掛けしてくださいますし、見送られるときもずっとお立ちになって見送ってくださるので、元気で良かったです」
去年、白内障と緑内障の手術をお受けになった上皇さま。演奏にも“変化”があったといいます。
上皇さまのチェロ講師 寺田義彦さん
「以前は楽譜が見づらそうだったんですけれども、手術の後にハッと気が付いたら眼鏡をかけなくても楽譜を読まれることがあって驚きました」
宮内庁によると、術後の経過は順調で、去年診断された右心不全も、治療により比較的安定した状態が続いているということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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