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【独自】食い違う残業時間“自己研さん”どこまで労働?若手医師死亡の報告書を入手【報道ステーション】(2023年12月19日)

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チャンネル:ANNnewsCH

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神戸市の基幹病院『甲南医療センター』で専攻医として働いていた高島晨伍さん。去年5月、26歳の若さで自ら命を絶ちました。その勤務先の病院長らが、違法な時間外労働をさせていたとして、19日、書類送検されました。
晨伍さんの兄:「書類送検が終わったことに、ホッとした気持ちがあります。病院がどのように、弟の死に、もう一度向き合ってくれるのか」

病院側が主張する4月の残業時間は、30時間30分。しかし、番組が関係者から入手した第三者委員会の報告書を見ると、そこには、残業時間に関する新たな数字が、示されています
調査報告書より:「受け持ち患者の電子カルテを操作していた4月、107時間18分については、時間外労働として認められ、実際には、それ以上の時間が労働時間と考えることが自然」

病院側の認識との差は70時間余りとなりました。

宿日直や救急対応など、本来の業務だけでも手一杯だという医療の現場。ましてや、医師として一人前になる前の最後のステップである専攻医は、研修プログラムを受けながら、診療の現場に組み込まれ、負担が重くなるといいます。

自身も医師である晨伍さんの兄は、こういいます。
晨伍さんの兄:「弟は『内視鏡がうまくなりたい』『勉強したいけど時間がない』と悩んでいた。業務が多すぎてできないと。業務として必要なことまでも自己研さんとして扱われているのではないか」

国が示したガイドラインでは、上司の指示により行われる自己研さんは『労働時間に該当する』と規定。ただ、その定義は各病院に委ねられ、あいまいになっているのが実情です。

この病院では、どうだったのでしょうか。
例えば、症例報告の登録について、病院は“提出期限”を設定。達成できなかった場合、ペナルティーとして、専門分野の研鑽に直結しない患者を割り振られていたとしています。

さらに、学会で発表する資料の準備についても、晨伍さんと同じ時期に働いていた元同僚は、こう話します。
晨伍さんと同時期に勤務・元同僚:「専攻医1年目は、上の先生たちの指示は絶対。それを『できません』だったり、拒否するのは不可能に近いと思う」

報告書では、これらについて「労働時間に該当しないと認めないことは困難」と結論付けました。

報告書が病院側に提出されたのは、今年1月のこと。しかし、病院側は、8月の会見でも、こう話しました。
甲南医療センター・具英成院長:「(Q:自己研さんと言っても、断れないのでは)上司から学会発表をという働きかけがあったときに、断り難いってことも多々あるかとは思います。ただ、本件については、総合的に見て、強制的に学会報告を負荷したことは全くなかったと認識している。医師というのは、学会報告・研究活動・教育活動、そういったもろもろのことで育っていく職業なんですね。自己研さんというものが、職業とコインの表裏についてる」

報告書では、専攻医向けのハラスメントの窓口が実在しなかったことも記されています。

病院内の実態を明らかにした第三者委員会の報告書。病院側は結果が出た後も“非公表”とし、遺族に説明もしていません。

第三者委員会の委員の一人は、私たちの取材にこう答えました。
第三者委員会のメンバー:「公表前提で調査を行ってきたが、公表もされず、ご家族にも説明がされていない現状に、何のための調査だったのか憤りを感じている」

専門家は、こう指摘します。
千葉大学大学院・鋪野紀好特任准教授:「今回、神戸の病院で起きたが、全国の医療機関でも実際に起こりうる。いかに全体、今まで医師が覆ってきた労働量、そこを働き方改革でどう見直すのかが、非常に重要な局面になってくるのでは」

病院側は、書類送検を受けて、こうコメントしています
甲南医療センター:「ご遺族が刑事告訴した案件なので、書類送検されるのは当然の流れと考えており、今回の書類送検を受けて、特にコメントすることはございません」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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