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「自分たちは無力」ガザで救命活動の日本人医師 会見で涙…死を覚悟する場面も【知っておきたい!】(2023年12月14日)

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チャンネル:ANNnewsCH

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7台のポンプを設置し、海水を流し込むイスラエル軍の作戦は、地下トンネル内に潜むイスラム組織ハマスの戦闘員を追い出すことが狙いです。

 ガザ地区の地下トンネルは全長およそ480キロに及ぶとされ、人質の拘束されている可能性もあります。

 アメリカからは海水注入は効果がないという指摘や、海水を流し込むことでガザ地区の淡水供給に悪影響を及ぼすと懸念する声が上がっています。

■「自分たちは無力」日本人医師 死を覚悟も

 戦闘が続く一方で13日、ガザ地区で医療活動を行っていた日本人医師が会見をしました。

 国境なき医師団 中嶋優子医師:「ここまで戦争の破壊力を思い知らされたことは、今までなかったです。あまりにも自分たちのやっていることが、無力かなというのは感じました」

 中嶋医師は、国境なき医師団の一員として、ガザ地区南部最大の都市ハンユニスの「ナセル病院」で救命活動にあたっていました。

 中嶋医師:「運ばれてきたけれど、どこも行き場所がない患者さんがすごく増えてしまって、救急がいっぱいいっぱいになってしまったので。『新しく来ても満足な治療はできませんよ』という発表を市民の皆さんにしたと、救急の部長さんが言っていました。すごく忘れがちですけど、病院で働いていて、この後ろにもたくさんの患者さんが亡くなっているんだなって思っていました」

 中嶋医師も、死を覚悟する場面があったといいます。

 中嶋医師:「もう本当に近くで激しく、止まることなく空爆が続いていて。さすがにきょうは死ぬかもしれないなという夜が2回ありまして。それが停戦の直前の夜ですね。または、(戦闘)再開後の初日の夜でした」

 現地の厳しい状況を語り、「即時かつ持続的な停戦」を呼び掛けました。

(「グッド!モーニング」2023年12月14日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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