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■車道で無謀撮影 踊る人も
国内有数の紅葉の名所「神宮外苑」のイチョウ並木。今年は例年より遅い見頃を迎え、この週末、大勢の人が訪れました。
20代女性:「最高です!いい天気で」
50代女性:「満足です。紅葉がきれいで」
鮮やかに色づいた並木道で多くの家族連れやカップルが楽しむ一方で、青信号になるとイチョウ並木を正面から撮影しようと横断歩道に多くの人が立ち止まります。
そして、信号が赤になっても横断歩道上にとどまる人が続出しました。
警備員:「車道です!立ち止まらないでください」
警備員が注意しても、写真撮影に夢中なのか動く気配がありません。左折しようとする車もなかなか進めません。
立ち入り禁止の花壇に入る人の姿も見られました。さらに、規制線を乗り越え車道に出て写真撮影をする人が後を絶ちません。
車道に出る人のすぐそばを車が通る危険な状態。なかには、座りこむ人や踊る人までいました。
イチョウと同じ色の服を着た外国人。信号待ちをしている車の前で堂々と記念撮影しています。
こちらの外国人は車が来ないタイミングを見計らい、交代で車道へ出て車道のど真ん中で写真撮影をしています。青になると再び道路脇に戻っていきます。
■規制前から“歩行者天国”状態に…
去年までは、コロナ禍の影響でイチョウ並木の車道は歩行者が通れませんでしたが、今年は4年ぶりに“歩行者天国”が復活しました。
午後2時からの交通規制を前に、警備員らが三角コーンを設置するなど準備を始めます。
しかし、規制前からすでに“歩行者天国”状態に…。車道に出て写真を撮る人で、車は進むことができません。
なかには、車道の真ん中に堂々と三脚を立てて、写真撮影をする人もいました。
警備員:「車道で写真撮影はおやめください。車通っています。歩道に上がってください。今すぐ上がってください」
混乱を防ぐため、警備員が駆け付けます。さらに警察も出動し、注意を呼び掛けます。
警備員:「まだ出ないでください!交通規制完全にかかっておりません!」
警察、警備員らの呼び掛けで車道に出ていた人たちは、歩道へと戻ります。
■イチョウ花束、ハートマーク…映え写真を撮影
そして、ようやく交通規制が始まり歩行者天国になると、歩道で待っていた人たちが一斉に車道へ。あっという間に人で埋め尽くされ、黄金色に色づいたイチョウを背景に思い思いの写真を撮ります。
イチョウを見に来た人:「(Q.手に持っているそれは?)イチョウの花束。これ映えるんだよね。これで撮ろうかなって」
イチョウの花束を作る人や地面に落ち葉を並べ、ハートのマークを作る人もいます。
イチョウを見に来た人:「イチョウで遊べるって、楽しめるってすてきだなと、かわいいですし」
なかには、こだわりの写真を撮る人もいました。
70代男性:「やっぱり変わったやつを撮らないと。色々熟考していたのよ何日も。で、やってみようと」
事前に下見をしたという男性が撮った写真を見せてもらうと、特殊なレンズを使ってイチョウと空を写した写真となっています。
70代男性:「(Q.今のところ何点?)まあ70%くらいかな、満点ではない。ここで喜んじゃだめなのよ。パソコンで見て、実際どの程度になっているか」「(Q.大きな画面で見て?)そう、そう、そう、そう」
■外国人も感動「自国は夏しかないので…」
日本有数の紅葉スポットを一目見ようと多くの外国人の姿が見られました。
アメリカ人:「日本は美しい場所が多いけど、その中でも、ここはとてもきれいです」
ウクライナ人:「このところはきれいです。とてもきれいです。木の形が珍しいわ。青空と黄色い葉がウクライナの国旗みたい」
自分の国では見られない風景に感動する人もいました。
フィリピン人:「フィリピンには夏しかないので、日本みたいに葉が落ちたり、色が変わるのは珍しいわ。良い写真が撮れて満足です!」「(Q.どんなところがお気に入り?)顔が決まっているところです」
■ライトアップで幻想的な光景に
日が沈むと、イチョウ並木はライトアップされ、日中とは違った幻想的な光景です。
イチョウを見に来た人:「きれいです」「(ライトアップ)知らなかったんで、たまたまちょうど来て、きれいです」
ベトナム人:「昼よりもライトアップされた方がきれいですね。タイタニックのポーズで写真を撮りました。友人や家族に、日本に来たらここに来るようにすすめたいと思います」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年12月4日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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