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■オスプレイ墜落 目撃者「火を噴いて落ちた」
松野博一官房長官:「鹿児島県屋久島沖において、米軍オスプレイがレーダーロストしたとの情報に接しています」
宮澤博行防衛副大臣:「事故の状況に関する事実関係は今、アメリカ側に確認中です。自衛隊としても、主に航空機を使った救助活動を早速展開しています」
事故が起きたのは、29日午後2時47分ごろでした。事故機には6人が搭乗していて、屋久島沖の現場海域で乗組員とみられる1人が見つかり、死亡が確認されました。
死亡したのは、迷彩服を着た白人の男性で、救命胴衣を身に着けていました。
一体、何が起きたのでしょうか。墜落の瞬間を目撃したという人は次のように話します。
目撃者:「落ちる時、火を噴いて、火を噴いたらもう直後に落ちましたね」「(Q.空中で爆発したとか?)ちょうど火を噴いているところを見たもんで」「何人も見てるんですよ」「(Q.空中爆発した?)空中で火を噴いたのを見ました」
左エンジンから火を噴いていたという目撃情報もあるなか、現場近くで漁をしていた人が事故を間近で見ていました。
目撃者:「北の方から飛行してきたオスプレイが屋久島空港に着陸しようと、滑走路に進入中に海上に墜落。機体がバラバラ、いくつもの破片に分かれて。救命ブイですかね、オレンジの大きなブイが膨らんで流れてますけど、人が入っているような状況は確認できません」
防衛省の関係者は、「民間の船の目撃情報はあるようですが、(目撃場所が)どれくらいの距離なのか近くなのかは海保から情報がありません」と話しているということです。
■専門家「エンジンのトラブルの可能性が…」
墜落したオスプレイは、アメリカ空軍横田基地所属の「CV22」という機体で29日朝、3機で横田基地を出発。山口県の岩国基地を経由して、沖縄の嘉手納基地に向かう途中で墜落したとみられています。
今回のオスプレイの事故について、専門家は次のように話します。
軍事ジャーナリスト 黒井文太郎氏:「余裕をもっての着水であれば、乗務員が救命ボートで脱出可能ですから、おそらくそれには失敗している可能性が高い。今の段階で、何かエンジンが吸い込んでしまった可能性もあるので。何かしらのエンジンのトラブルの可能性の方が高いとは思う。まだ調査してみないと断定できない」
■国内外で事故相次ぐ ハワイでも…
オスプレイを巡っては、これまでも事故が起きています。
2016年、沖縄県名護市の集落近くの浅瀬に不時着水し、大破する事故を起こしています。
海外でも、2015年にはハワイでアメリカ海兵隊の輸送機「MV22」が着陸に失敗、海兵隊員1人が死亡する事故も起きています。
国内外で相次いで報告されているオスプレイの事故。去年8月には、CV22に不具合があるとして、アメリカ空軍がCV22全機の飛行停止を判断。しかし、その翌月には根本的な原因が特定されないまま飛行が再開されました。
オスプレイが配備されている沖縄県の玉城デニー知事は、次のように話しました。
玉城知事:「事故原因が究明されるまでの間は海兵隊の所属機も含め、米軍のオスプレイの飛行停止を求めることとしております」
(「グッド!モーニング」2023年11月30日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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