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奄美大島や徳之島などに生息している毒ヘビ「ハブ」。かまれると命にも関わる“猛毒”を持っています。
衝撃が走ったのは11月24日。徳之島でハブを展示している「ハブの館」で起きました。
観光客:「外にヘビらしきものが逃げ出している」
職員が点検すると、計16匹のうち11匹が消えていたのです。周辺はパニックに陥りました。
近所の住民:「まさか、という気持ちでしたね。毒を持っている怖い生き物ですので、心配でした」
「ハブの館」を管理していた天城町役場は職員の休日を返上し、延べ120人態勢で捜索。
天城町役場 くらしと税務課 関田進課長:「今回、ハブの集団脱走が生じたことについて、町民の皆様には大変ご心配とご迷惑をお掛けしたことを深くおわびしたいと思います」
密閉していたという“ハブの館”。どうやって逃げ出したのでしょうか。
天城町役場 くらしと税務課 関田進課長:「中のほうに掃除をする時に開閉するバルブがあるんですね。そのバルブが開いていました。そこから逃げたんだなということが確認されました」
専門家によると、ハブの活動範囲は半径200メートルほどで、周辺の捜索を続けた結果、26日までに9匹を捕獲したといいます。
このハブですが、町は生息数を減らすため1匹3000円で買い取り事業を行っていて、去年はおよそ2600匹が持ち込まれたということです。
脱走した残り2匹について、担当者は「捕獲に全力を尽くす」としています。
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