イチョウが色付く一方で…ぽかぽか「勤労感謝の日」10月並みの気温　九州は夏日に(2023年11月23日)

毎年この時期に行われる長野市の『長野えびす講煙火大会』。去年は冷え込みましたが、23日午後6時の気温は12.1度。平年は7.6度なので、気温は高めです。

男性：「本当はもっと寒い。カイロやりながらですが、きょうは全然そんなことなく、暖かかった
男性：「毎年寒いんですけど、今年は暖かい」

宮崎市は午後2時過ぎに、最高気温25度の夏日を記録しました。

雪丸千彩子記者：「宮崎市の中心市街地ではクリスマスの飾りつけも始まっていますが、きょうは日差しが強く、少し歩くと汗ばむ陽気です」

季節外れの暖かさに誘われて、観光地も大にぎわいです。兵庫県の城崎温泉で40年以上続く『かに王国絶叫大会』。優勝者には3万円相当の松葉ガニが贈られます。

男性：「カニさーーん！ありがとーう！カミさーん！“カニ”さんちゃう」
司会：「はい、97dBです」
女性：「カニさんありがとーう！御堂筋（阪神パレード）よりカニ選んだー！」

カニではなく“カキ”で行列ができていたのは、宮城県松島町です。

女性：「めっちゃ美味しいです。大好きなので」
女性：「きょう暖かくて、今まで一番温かいかも。すごくいい。寒くなくて」

全国的に気温が高くなった理由。それは、南から暖かい空気が流れ込んだため。広い範囲で20度を上回る暖かさとなりました。そんななかでも季節は進んでいます。神宮外苑のイチョウは鮮やかに色付いています。

再開発という意味で“アツい”渋谷で、23日に公開されたのが『渋谷サクラステージ』です。総事業費、約2000億円。30日に竣工（しゅんこう）し、来月から順次オープンします。気候データなどと連動した照明。広場は夜、幻想的にライトアップされます。

今回の再開発は「100年に一度」と言われています。それは、渋谷の街がこれまで越えられなかった、ある“壁”を乗り越えるための“答え”を創り出しているからです。渋谷駅周辺は、国道や、鉄道の線路によって人の流れが分断され、ハチ公側のエリアに集客が偏りがちでした。一連の再開発は、分断の元となってきた“壁”を越える形で、施設を結ぶ歩行者デッキ」を設置。国道や線路の上をぐるっと1周できるようになり、エリア間のアクセスを向上させる狙いがあります。

東急不動産　星野浩明社長：「渋谷にセンター街を目指してこられた方も、逆にこれまで行ってないエリアまで、足を広げやすくなる。竣工するというのは、当社にとっても長年の念願・悲願だったなと」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp