FIFA U-17ワールドカップインドネシア2023・グループD第3節が17日に行われ、U-17セネガル代表とU-17日本代表が対戦した。
新型コロナウイルスの影響により4年ぶりの開催となったFIFA U-17ワールドカップ。過去最高のベスト8以上、さらにその先の大会初制覇を目指す若き日本代表は初戦でポーランドを1-0で撃破し白星発進。しかし、第2節ではアルゼンチンに1-3で敗れ、現在はグループ3位につけている。グループステージ突破をかけた今節は連勝で既に決勝トーナメント進出を決めているセネガルと対戦。日本は引き分け以上で自力での決勝トーナメント進出が決まる。
序盤はフィジカルで勝るセネガルが主導権を握る。3分と5分に立て続けに強烈なミドルシュートを放たれると、7分には前節ハットトリックを達成したイドリッサ・グエイェがボックス内でボールを引き出すも、日本も必死の守備対応でシュートを打たせない。すると9分、敵陣左サイドでボールを受け中島洋太朗が巧みなドリブルでボックス内へ侵入。ゴール手前まで持ち込むも、相手選手の対応に阻まれ惜しくもシュートを打てなかった。
その後は拮抗した展開が続く。セナガルは得意のカウンターを起点にスピーディーな攻撃を展開しつつ、何度か強烈なミドルシュートで日本ゴールを脅かす。対する日本はサイド攻撃を起点に相手ゴールへ迫っていく。41分にはボックス内で左からのクロスを収めた徳田誉が巧みな反転でDFを振り切り右足を一閃。しかし、シュートは惜しくも相手選手のブロックに阻まれた。その後は何度かセネガルにチャンスを作られたものの、粘り強い守備対応で得点を与えず。前半はこのままスコアレスで終了した。
後半の序盤はなかなかセカンドボールを拾えず、セネガルに押し込まれる時間が続く。幾度となくボックス内へ侵入され、53分にはボックス手前から決定的なミドルシュートを放たれるも、GK後藤亘のスーパーセーブで何とか事なきを得るた。劣勢だった日本は62分、右サイドを駆け上がった柴田翔太郎が鋭いクロスを送ると、ボックス中央で高岡伶颯がヘディングでゴール左隅に流し込みネットを揺らした。途中出場の高岡が3試合連続となるゴールを決め、日本が先制に成功した。
その後は拮抗した展開が続く。日本は佐藤龍之介の突破から高岡にチャンスが訪れるも、ヘディングシュートは枠の左へ。3連勝を目指すセネガルに何度かボックス内への侵入を許すも、粘り強い守備対応でシュートを打たせない。すると72分、相手GKへ猛然とプレスをかけた高岡がそのままボールを奪って難なくゴールに流し込み、日本がリードを2点に広げた。
その後はセネガルが何度かチャンスを作るも、GK後藤を中心とした守備で追撃の1点を与えない。89分にはCKの流れから決定的なチャンスを作られるも、至近距離からのシュートはGK後藤が片手でセーブ。その後もスコアは動かず試合は0-2で終了。勝ち点『3』を積み上げた日本は3位の座を確定させ、決勝トーナメント進出を決めた。
【スコア】
U-17セネガル代表 0-2 U-17日本代表
【得点者】
0-1 62分 高岡伶颯(U-17日本代表)
0-2 72分 高岡伶颯(U-17日本代表)
【スターティングメンバー】
U-17日本代表(4-2-3-1)
GK:後藤亘
DF:柴田翔太郎、本多康太郎、土屋櫂大、小杉啓太
MF:矢田龍之介(56分 山本丈偉)、中島洋太朗(78分 松本遥翔)、佐藤龍之介、徳田誉(56分 高岡伶颯)、吉永夢希(90+1分 川村楽人)
FW:井上愛簾(78分 道脇豊)
...以下引用元参照
引用元:https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20231117/1831659.html