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■「四万十川」水不足で川底が…
カラカラなのは空気だけではありません。川底を歩いて行ける異常事態。西日本最長の大河・四万十川。特に「佐田沈下橋」は、下流で最も長い橋で観光客に人気のスポット。
しかし、13日にドローンで上空から撮影してみると、中州の幅が広がり白い石が見えてしまっているのが分かります。おととしに撮影された映像と比べると、青い水は消え、元が川だったかどうか分からないほどカラカラに干上がってしまっています。
観光客:「岩ばっかり」「もうちょっと青い水が流れていると…」
この橋から出る屋形船は…。
屋形船 さこや 荒地秀明船頭:「今までにないくらい、この時期には珍しい渇水状態。きょうは45センチくらい水量が少ない状態です」
水位が低い場所を通る時は、スクリューが石に当たらないように慎重に運航しているといいます。
河川を管理する中村河川国道事務所によると、水不足の原因は雨が降らないことと、台風がほとんど来ていないこと。高知県で10月に雨が降った日は、わずか5日。平年の10分の1しか降っていません。
屋形船 さこや 荒地秀明船頭:「まとまった雨が何日も降っていない」
■「この時期珍しい」アユ漁に影響
名物のアユ漁にも影響が。今は産卵時期にあたり、上流から下流へ移動する時期ですが…。
四万十川上流淡水漁業協同組合 山脇陳男組合長:「(水温が)温かいのと水量が少ないので、(アユが)上流にとどまっている。産卵場に下れないアユが(上流に)たくさん残っている」
ただ、13日に気温が一気に下がったことでアユにも良い影響があるようです。
四万十川上流淡水漁業協同組合 山脇陳男組合長:「木枯らしが吹くと一気に(アユが)下がると思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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