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結婚式直前に式場破産 カップル怒り…前金戻らず 運営会社社長「本当に申し訳ない」(2023年11月9日)

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結婚式を直前に控えたカップルが突然の悲劇に見舞われました。式場が破産し、支払った前金も戻ってきていないといいます。式場の運営会社社長が取材に答えました。

■突然の破産通知 「精神的ダメージ」訴えも

 結婚式を18日後に控えた2人のもとに届いた1通の手紙。手書きで「重要」と書かれています。

 新婦(29):「破産通知のおわびと説明文が書いてあったという状況です。最初は信じられないというか、理解するまでに時間がかかりました。だんだん怒りがわいてきました」

 結婚式場からの突然の破産通知で、挙式を行えなくなってしまったのです。

 新婦:「お気に入りのドレスだったけど、これも着られなくなっちゃった。式場のドレスだったから」

 7月に破産の手続きに入ったのは、名古屋市にある結婚式場「グラヴィス」です。売り上げは2013年の16億円をピークに去年は3分の1以下にまで落ち込み、赤字になっていました。

 2人は前金として10万円を支払っていました。

 新婦:「(お金は)返ってこない。謝罪も状況説明もないままです」
 新郎(34):「誠意は感じられないです」

 一方、別のカップルも前金が返金されていません。さらに「精神的なダメージも受けた」と訴えます。

 新婦(27):「今は結婚式を挙げるのが怖い。また予定するのが怖い。またこうなったら、どうしようとか。そういう気持ちに変わっちゃったので」

 こうしたカップルたちの声を、会社側はどのように感じているのでしょうか。グラヴィスの社長を直撃しました。

■社長を直撃 「返金に応じられない」と主張

 結婚式の代金を返金しないまま破綻した名古屋市の結婚式場「グラヴィス」。被害者が説明を求めるなか、式場の社長が取材に応じました。

 破綻した結婚式場「グラヴィス」の社長:「(Q.結婚式を挙げられなかったカップルに)それはもう本当に申し訳ないという一言です。ただ、他にどうしようもなかった」

 一方で、社長は「返金には応じられない」と主張します。

 社長:「法律の制限もあったものですから。本当に申し訳ございませんでした」

 破産法では特定の債権者にのみ返金することは、原則禁止されています。

 グラヴィスはすでに破産手続きを進めていて、12月に名古屋地裁で管財人が対象となるカップルたちに、手続きの途中経過を報告する集会が開かれる予定です。

(「グッド!モーニング」2023年11月9日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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