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街なかを走る、広告宣伝車。派手なデザインのものが多いですが、こうした車に対する規制を広げようと、東京都などが7日夜、新宿・歌舞伎町で調査に乗り出しました。
東京都は、2011年から独自の規制を設けています。広告の職種に関係なく、映像を出すなど、運転者の注意力を著しく低下させる怖れのあるものや、運転者を幻惑させる怖れのある発光や反射などは、禁止としています。しかし実際は、明るく派手な車が何台も走っていて、景観の問題や、交通環境の悪化などが指摘されています。
子どもが小学5年生:「(子どもが)小さい時は『あれ何?』と聞かれた。『いろんなお仕事があるよ』としか説明できない。(宣伝の)歌は覚えちゃう」
取材してみると「横浜」や千葉の「野田」といった、都外ナンバーの車が多く、現在は規制対象外です。2月に都が行った調査では、新宿と渋谷を走っていた74台全てが都外ナンバーで、そのうち7割が風俗関係の広告でした。なぜ、都外ナンバーの広告宣伝車が多いのでしょうか。全国で、新曲のプロモーションなど、主にエンタメ系の広告宣伝車を走らせている会社を取材しました。
『ルクス』塚本実代表:「これだけたくさんのトラックを保有・管理しようと思うと、どうしても東京都内では土地がないので。あったとしても金額が高いので、東京により近いところに」
都外ナンバーも対象となれば、許可申請にあたり、事前にデザイン審査を受けることが求められます。
塚本代表:「(Q.今、都の基準は)正直曖昧(あいまい)なんですよね。明確な基準がないというか。奇抜な色であったりとか、公序良俗に反するというところはモラルの問題なんですけど。奇抜な色って?という感じなので。一つの基準の下に、皆がやることは平等で、すごく良いと思うんですけど、このままもし実施されれば、混乱だったりがすごく起こるなと。今のままでは不安です」
都では現在、パブリックコメントを行っていて、審議会の答申を受けた後、来年5月から規制を拡大したい考えです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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