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季節外れの暑さが続いています。4日、東京都心では11月としては14年ぶりとなる夏日に。都心の夏日は今年141日目となり、観測史上最多です。さらに26℃を超えるのは46年ぶりだということです。
■11月なのに…全国219地点で夏日
紀真耶アナウンサー
「原宿の竹下通りです。11月にも関わらずノースリーブの方がいらっしゃいます、半袖の方も多いですね」
4日、関東から九州にかけて広い範囲で11月としては異例の25℃を超える夏日を記録。岐阜市では、午後2時すぎに25℃を超え、観測史上初となる3日連続で夏日となりました。東京都心は11月としては実に46年ぶりに26℃を超えました。
男性「暑すぎますね、今までにないくらい暑いです」
母親「すごく暑いですね、子どもも汗だくなので」
子供「暑い、暑い」
季節外れの暑さによって、各地で様々な影響が出ています。
紀真耶アナウンサー
「神奈川県寒川町です。こちらでは11月にはあまりマッチしない黄色い鮮やかなヒマワリが咲き誇っています。およそ10万本植えられているということです」
寒い名前のイメージを変えるため、毎年この時期に夏の花・ヒマワリを咲かせて、摘み取れる体験会を開催しています。ヒマワリは、9月下旬ごろに種をまき、およそ60日で開花しますが、今年は異例の暑さで、40日で開花したため開催時期を2週間ほど前倒しました。
母親「すごいキレイで、こんなにキレイなヒマワリがこの時期に見れるとは思わなかったので、来て良かったと思いますね」
紀アナ「ヒマワリどうかわいい?」
男の子「かわいい」
■海の宝石「サクラエビ」にも影響 不漁の原因は海水温の上昇
暑さの影響は、海の幸にも…。1日に解禁されたサクラエビの秋漁。初日の水揚げ量はおよそ1トン。2022年と比べると3分の1程度です。
サクラエビの仲買人(静岡・由比港 2日)
「ちょっと少なすぎますね、きょうは初日ですし、これからに期待したいと思います」
不漁の原因は、暑さによる海水温の上昇です。例年、駿河湾周辺の海面水温は20℃前後ですが、今年は2℃から3℃ほど上がっています。夏の暑さで暖められた海面水温は、秋になると冷たい風が吹いて下がります。そして海面と海中の水が混じり合うことで対流が起こりやすくなります。しかし、今年は暑い日が長く続いたことで海面水温は高いままの状態が続いています。そのため海中で対流が起こらず、サクラエビのエサとなるプランクトンが発生しにくくなって、サクラエビの群れが形成されない状態が起きているとみられています。
桜えび漁業組合 実石正則組合長
「海の生物は水温が一番大事な要因でサクラエビは特に魚体が小さいじゃないですか。サクラエビ自体があまり高い水温のところに来ないものでなかなか群れが形成できないのは致命的です」
■日本の四季が「二季」に?紅葉が見れなくなる可能性も…
こうした異例の暑さが続くと、日本の四季にも影響が出てくると専門家は指摘します。
三重大学 立花義裕教授
「春夏秋冬の四季が普通ですが、これからは四季が二つしかない、夏と冬しかないような二季になってしまう。日本の東から北の方がより今までよりも季節感が減ってくると思いますね」
今後はキレイな紅葉が見れなく可能性も…
三重大学 立花義裕教授
「紅葉シーズンは短く、そしてあまりキレイじゃなくて、一気に強風が吹いて冬の木枯らしで散ってしまうということが起こり始めますね」
季節外れの暑さは、7日火曜日ごろまで続くとみられています。週明けから、全国的に雨や風も強まり、北海道や九州北部では警報級の暴風になる見込みで警戒が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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