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観光地では“運転手”の人手不足が深刻な問題となっています。
今月3日、4年ぶりに温泉街と駅前通りを練り歩く大名行列に、盛り上がる神奈川・箱根は、観光客でごった返していました。バス停には多くの人が行列を作っていました。
イギリスからの観光客:「もう1時間以上、待っています。どのバスも乗客でいっぱいです」
バスを待つ観光客:「(Q.あとどれぐらい待ちそうですか)僕らも聞きたいくらいです。しょうがないといえば、しょうがないですよね」
実はこのバス、コロナ前より1割程度、減便したまま。本数を増やせないのは、バスはあっても運転手が足りないからです。
バスを待つ観光客:「どこも大変なんでしょうね…。人手不足で大変ですよね。文句は言えないです」
観光か、生活か。運転手不足で、厳しい選択を迫られた地域もあります。愛媛県松山市では、夏目漱石が代表作『坊っちゃん』で“マッチ箱のよう”と描写した『坊っちゃん列車』が、3日から無期限の運休に入りました。
千葉からの観光客:「この子たちも今『乗ってみたかった』と言ってた。きょうから止まっちゃったんだって。乗ってみたかったね。動いていたらね」
特色は、人の手で車体を回す方向転換。1台運行するのに3人の乗務員が必要となります。観光客に人気があっても維持できなかったのは、何故なのでしょうか。
『伊予鉄道』河野智臣専務:「坊っちゃん列車の乗務員は、路面電車の運転士も兼ねているので、坊っちゃん列車を運転させるのか、生活交通路線を運転させるのか。いろいろ検討した結果、苦渋の決断ではあるが選択した」
ただ“走っていた”からこそ、意味があったという声も。
人力車の車夫:「やっぱり復活して、早くね、一緒に走れたらと思っています。おじさん一緒に走るから『よーいドン』言えよって、やっていたので。またできるのを楽しみにしてます」
22年前、当時の松山市長として、坊っちゃん列車の復活に尽力した知事は…。
愛媛県 中村時広知事:「今回、本当に残念でなりません。あの汽笛の音が、街の顔となり音となり、歴史を刻んできて、人気を博してきた。行政ができることは何なのか。民間との話し合いが必要ではないか」
松山市民:「坊っちゃん列車が動かなくなったら、観光客が絶対減りますよね。(市が支援して)復活させるなら、税金が実質高くなると…しんどい」
運転再開に向け、松山市は今後、どのような支援方法があるのか、運営する伊予鉄道と協議していく方針です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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