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#shorts “厳戒”渋谷ハロウィンに異変も 楽しみに来日した観光客の反応は?

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■“渋谷ハロウィン”楽しみに来日もまさかの…

ハロウィン直前の週末、東京・渋谷では例年になく警戒感が高まっています。今年は、新型コロナが5類に移行してから初めてのハロウィンということもあり、コロナ前を上回る6万人の人出が予想されています。

取材ディレクター 瀧尾春紀:「こちら渋谷のシンボル『ハチ公』ですが、辺りを白い幕で囲われ、その姿は通行人から全く見えなくなっています」

雑踏事故を防ぐため、「忠犬ハチ公」の銅像周辺が封鎖されたほか…。

DJポリス:「立ち止まると思わぬ事故につながります。前の方に続いてお進み下さい」

1年前に起きた韓国の梨泰院(イテウォン)での雑踏事故を踏まえ、警視庁は「DJポリス」を配置するなどしてその場に立ち止まらないよう促していました。

これまでのところ、目立ったトラブルなどの情報は入っておらず、ハロウィン当日の10月31日も厳重な警備が敷かれる予定です。

渋谷区 安全対策課 東浦幸生課長:「例年のデータを見ても、当日が平日だろうと休みだろうと、やっぱりハロウィン当日の10月31日が一番人出が多い。非常に警戒している」

渋谷区 長谷部健区長:「『渋谷はハロウィンイベントの会場ではありません』と、世界に明確に伝えたい」

10月初め、渋谷区長が海外メディアを前に行った異例の呼び掛け。しかし、区長には大きな心配事がありました。

渋谷区 長谷部健区長:「今まで外国の方にこういうPRをした経験がない。それがどううまく伝わるか不安というのが本音」

「ハロウィン期間に渋谷に来ないでほしい」と外国人に伝えるため、区は英語によるPR動画を作成。ホームページには、英語のほか中国語や韓国語でも区長からのお願いを掲載しました。さらに…。

取材ディレクター 山田寛明:「渋谷駅出てすぐのところ、巨大な看板があります。『渋谷はハロウィンイベントの会場ではありません』と、日本語と英語で書かれています」

区長の思いは、渋谷を訪れる外国人に届いたのでしょうか。

■路上飲酒のパトロールに密着すると…

10月27日夜から渋谷駅周辺で禁止されている“路上飲み”のパトロールに同行すると。

警備員:「ハロウィン期間の渋谷は路上飲酒をお控えいただいています。きょうから取り締まりをしていますので缶をお渡し下さい」
スウェーデン出身の男性:「そんな!向こうに行ってもダメ?」
警備員:「ダメです。外での飲酒はお控え下さい」
スウェーデン出身の男性:「じゃあここで飲み切るよ」

取材ディレクター:「渋谷で路上飲酒が禁止されていることを知っていましたか?」
スウェーデン出身の男性:「いや、全然知らなかったよ。日本のハロウィンは“お祭り”だからOKなのかなと思っていたんだけど、警備員に注意されたから従ったよ」

取材ディレクター:「この辺り、数メートル歩くだけで、またお酒を飲んでいる外国人がいます」
アメリカ出身の男性:「楽しみを奪われたのは残念だ。お酒を飲んで盛り上がることができないなんて」

この日、“路上飲み”の注意を受けた6割ほどが外国人でした。

民間警備会社 責任者:「知らなかったという方もいらっしゃいますね。ちょっと周知がまだ足りてないなというところがありますね」

“路上飲み”の禁止を知っていたという外国人は。

チェコからの観光客:「もちろん知っているよ。確か、何かのウェブサイトで見たんだ。渋谷でハロウィンパーティーができると思って来たんだけど、みんな仮装してないみたいだね」

■「気兼ねなく」外国人に人気のイベント

一方、日本のハロウィンを気兼ねなく楽しみたいと、外国人が多く集うイベントがありました。

小松崎花菜アナウンサー:「池袋ではハロウィンイベントが行われています。皆さん思い思いのコスプレをして、非常に楽しんでいるようですね。コスプレをしていない方が目立つくらいです」

10月28日から、池袋で開催されているのが、“池ハロ”の愛称で知られる日本最大級のハロウィンイベントです。完全チケット制で敷地内での飲酒を禁止するなど主催者が管理しています。

小松崎花菜アナウンサー:「外国の方がコスプレしている姿も目立ちます」

人気映画キャラクターのコスプレでポーズをとる人や、ハロウィンを楽しむために10月27日に日本に来たというアニメキャラクターに扮した男性もいました。今年は過去最高の来場となった去年を上回るほどの人出。海外でも有名な「渋谷のハロウィン」ではなく、なぜ池袋を訪れたのでしょうか?

アメリカ出身の参加者:「とにかく楽しいよ。予想もしなかったコスチュームを見られるんだから渋谷はなんだかとても慌ただしくてゆっくり他の人と話したりできないけど、こっちはイベントとして整備されているし、とてもきれいだから本当に素晴らしいよ」
スペイン出身の参加者:「とても混んでるっていうから、渋谷に行くのは危ないと思ったんだ」

今年で10年目を迎えたこのイベントの主催者は。

池袋ハロウィンコスプレフェス 橋口雄樹プロデューサー:「まずはこの文化がしっかり続いていくように気を抜かず毎年行っていくことと、何か制限を加えていって小さくしていくよりも皆さんがしっかり楽しんでいただけるっていうものを軸に考えていければ」

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