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21日、横浜市で国内最大規模のドッグイベントが行われた。犬のヨガなど一風変わった催しも行われ、多くの飼い主や犬が集まった。
■サプリも…「健康」に関する出店 長蛇の列
横浜で開かれた国内最大規模の屋外型ドッグイベントに、2日間で延べ2万2000人と8500匹の犬が来場した。
ペットの「家族化」が進み、ペット関連市場は年々拡大している。
会場には120以上の店舗が並んでいるが、特に目立つのはペットの「健康」に関する出店だ。
長蛇の列ができているその先には、獣医師による体脂肪測定が行われたり、ペット専用のサプリメントが紹介されたり、大変なにぎわいとなった。
獣医師:「肥満のサプリとかも、きょうご用意してますんで。このままでいいかなと思います」
■2023年度の関連市場 約1兆8000億円に上り…
さらに、飼い主と一緒にヨガを楽しむ「ドッグチル」などが開催されていた。
来場者:「(ペットは)宝物ですね」「(月にかけるお金は)2万円くらいですかね。トリミングとかエサ代とか」
飼育数は減少傾向にあるものの、ペット1匹あたりにかける金額は年々増えている。
今年度の関連市場の規模は、およそ1兆8000億円に上り、さらに拡大する見通しだ。
■ペットの長寿命化・高齢化 様々な問題も
そんななか、近年は人間同様、犬や猫の平均寿命が少しずつ延びているというデータがある。
来場者:「やっぱり、ペットも一緒に年をとっていくんですよ。もう15歳だから、私も15年、年をとってる…」
ペットの長寿命化・高齢化によって、新たに様々な問題が起きているという。
■去年引き取った犬 67%が高齢者から保護
ペット市場は拡大の様相を呈しているが、医療が進んだことで、新たに深刻な問題も出てきているようだ。
ペットフード協会によると、犬の高齢化は年々進み、2022年の最新調査では、平均寿命は14.76歳と過去最高齢となっている。
また、飼い主も高齢の場合、認知症の犬などを介護できず、引き取ってもらうケースもあるという。
動物保護を行っているNPO法人「DOG DUCA」によると、去年引き取った犬のうち、67%が高齢者からの保護だったという。
21日に横浜市で行われていたドッグイベントに参加していた人からも、こんな声が上がった。
「自分が認知症とかになれば、飼育するのはなかなか難しくなる」。また、「飼い主が急に亡くなって、SNSで新しい飼い主を探す投稿をよく見かける」「家族がいればいいけど、単身で急に亡くなると、飼育放棄みたいになってしまう」といった急な病気や出先での事故などで、ペットを家に取り残してしまうのではという声もあったという。
■ペットと飼い主の情報 代理人の連絡先も
そのように急に飼育ができなくなる状況への対応策として、「ペットみまもりカード」というサービスがあるそうだ。
これはペット用品会社が出しているもので、飼い主が持ち歩くものだという。
飼い主が不慮の事故や急病などで意思疎通が難しくなった時に、自宅にペットがいることを知らせて、ペットの預かりや世話をしてくれる代理人の連絡先も記載されていて、知らせることができる。
表の面には「このカードを見た方へ、お願いがあります。代理人に連絡をして下さい。自宅にペットがいます」という表記がある。
そして、裏面にはペットと飼い主の情報、代理人の連絡先。またQRコードやID検索をすると、ペットの健康状態や生活の注意点などを確認することができるということだ。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年10月23日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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