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「高すぎる」住宅価格 建設現場の“今”(2023年10月21日)

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様々なモノが値上がりする中、「衣食住」の「住」の分野も、例外ではありません。家の柱や、基礎となる鉄筋、コンクリート、円安の影響もあり、全ての資材の価格が上がっています。その影響は、新しく家を求める人だけではなく、買った後の住人にも。サタデーステーションは、建設費高騰の現場を取材しました。

■都内の住宅展示場では“悲鳴”

出会ったのは、将来を見据えて、都内に4LDKの新築戸建てを希望する茂原さん家族。

茂原さん家族
夫「4LDKは欲しいですね」
妻「(それは)でかすぎ!」
夫「あとクロークインが欲しい。妻が服多いので。駅近じゃないんですけど。そこは犠牲にします」

希望の広さは、将来も見据えて4LDK。内覧後の茂原さんに話を聞くと…

茂原さん家族
妻「高い。こんなに高いんだ上物だけでも」
夫「ペアローンで、(夫婦)2人頑張る。無理ですね、1人では…」

来場者が口をそろえたのは、住宅価格が「高い」。別の見学者も…

二世帯住宅を予定する池田さん
「正直上がっているなと。ただ家庭や両親の都合もあるので今がタイミングかなと」

マンション、戸建て問わず、高騰し続けている住宅価格。中でも首都圏の上昇幅は凄まじく、今年度上半期の都心の新築マンション平均価格は初めて1億円を超え、過去最高値となりました。

■背景にあるのは「建設費の高騰」

取材したのは、千葉県で注文住宅施工を請け負う工務店。“あらゆるもの”の値上げに頭を抱えています。

e暮らすホーム 齋藤崇社長
「例えばですけど、ドアですとか、壁紙とか、そういったものも全て価格がどんどんどんどん上がってきたという状態になっております。あと鉄製品がいま上がっているので、階段の手すりとかかなり高騰してまして…全体的に非常に高価になってきています。だいたい100万円くらい」

床材や壁紙は2年前に比べ、仕入れ値が「2倍」に跳ね上がりました。さらに…

e暮らすホーム 齋藤崇社長
「こちらはキッチンなんですけども、キッチンは半年に1回くらいメーカーから通達が来まして、『5~10%くらいずつ値上がりしますよ』っていう連絡が入ってくる」

キッチンに、お風呂、洗面台やトイレといった住宅設備は、価格改定が相次ぎ、この2年で「3割」ほど値上がり。

こうした住宅設備を合わせて、こちらの2階建て住宅は、上物だけで4500万円!2年前と比較して、同様の条件だと、500~600万円ほど費用が嵩んでいるといいます。

■見えない部分にも値上げの波が…

基礎工事の現場を見せてもらいました。

e暮らすホーム 齋藤崇社長
「コンクリートの骨材自体が、セメント、骨材全てですね。値上がりをしてまして、単価が1~2割くらいはアップしてきている」

このマイホームを購入した相澤さんに話を聞くと、

マイホーム建築中の5人家族 相澤さん
「(建物だけで)3000万弱ぐらいになるかなと。一階は来客があったりするのであまり削らず、ただ欲張りもせず抑えて、2階が自分達の寝室がメインになるので床材変えたり、ライトを普通のシーリングにしたりとかでコストを抑えた」

工務店への問い合わせは減少傾向だといいます。

e暮らすホーム 齋藤崇社長
「価格がどうしても高くなってしまうと『計画に乗らない』『難しい』という施主も増えている。赤字まではいかなくても多少利益を削って提供しなきゃいけない場面もある」

■建設費高騰は記録的な「円安」も原因

不動産コンサルタント 牧野知弘さん
「日本の場合は建築に関わる資材ほとんどが輸入物です。当然、輸入資材が多いっていうことはこの円安が直接コストに跳ね上がってくる」

今週再び一時1ドル=150円台まで進んだ円安。そして建設業界の深刻な人手不足に加えて人件費が高騰。これらを理由に、大阪万博の建設費が約1.9倍へ大幅に増額される問題や、札幌市など大規模再開発の“計画見直し”も各地で起きています。

■影響は中古マンションなどの修繕費にも

住宅に暮らす以上、すべての人が避けて通ることが出来ないのが「修繕費問題」です。都内のマンションを訪れると…

マンション管理組合 竹田博己さん
「ここですね。こういう形ではがれるようになっています。放置しておくと、つまずいて住民の方が怪我をされるとか」

渋谷区にある築24年の分譲マンションでは、床のシートや、コンクリートが経年劣化。しかし来年予定されていた「大規模修繕工事」は取りやめ、当面は緊急性の高い修繕のみに留めることにしました。

マンション管理組合 竹田博己さん
「来年の大規模修繕、計画通りにいくと1億円くらいかかる。このままいくと6年後には700万円くらいショートが出て、その次の大規模修繕(12年後)には1億円以上ショートするということが分かりました。このまま見直しをせずにいくと大変なことになると」

このマンションでは月額平均1万円の修繕積立金を60世帯が負担していますが、今後は2倍まで引き上げる予定です。これまでの積み立てペースでは、修繕費用が足りなくなるケースが増えているといいます。

大規模修繕工事等の支援サービスを行う「スマート修繕」豊田賢治郎社長
「非常に身近な話だと思います。どこの組合も数十%も余分に積立金を積み立てているというケースの方が少ないんですね。近年の建築費の高騰ということだと(積立金が)足りなくなる組合が少なくないと思います」

■今後の不動産市況はどうなる?期待は中古物件

不動産コンサルタント 牧野知弘さん
「(建設費は)将来的に下がる可能性があるのかっていうと、なかなかそういう状況には至らない。期待したいのは、これから中古の物件が増えることです。これから相続が大量に発生するのが首都圏なんですね。“親の家は売りに出そう”なんていう方が増えてくると、中古のマンションや戸建てを意外と安く手に入れられる時代が来るのではないか」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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