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栃木県で19日、レンタカーから女性の遺体が見つかり、安栖達也容疑者（28）が現行犯逮捕された事件で、遺体は千葉県柏市に住む高校生（15）とみられることが分かりました。
司法解剖の結果、女性の死因は、首を圧迫されたことによる窒息死だったといいます。女性の身体には、複数のあざが確認されていましたが、死因とは関係がないことも分かりました。遺体で見つかった時点で、亡くなってから2日前後、経っていた可能性が高いということです。
事件が発覚した時の詳細についても、新たに分かりました。巡回中のパトカーの後ろを走っていた車が突然、停止。その後も止まったり、動いたりと不審な動きを繰り返したことで、職務質問したということです。全身、布で覆われていた女性の遺体は、靴をはいていなかったことも判明しました。
警察官が容疑者を現行犯逮捕したのは、栃木県の上三川町。事件は、関東各地にまたがる様相を呈しています。安栖容疑者の自宅がある埼玉県熊谷市と、千葉県柏市に住む高校生の自宅とは、直線距離で70キロ以上離れていました。
遺体が見つかった栃木までの足取りをたどると、数日前、JR宇都宮駅近くのレンタカー店で犯行に使われた車が借りられていました。捜査関係者によりますと、レンタカーは1週間以上、使う予定になっていたといいます。レンタカー店から遺体が発見された現場までは20キロ。車で40分ほどかかります。そもそも宇都宮まで、どうやって移動して来たのか。女性とは、いつから一緒にいたのか。まだ多くのことが分かっていません。
容疑者の中学時代の同級生によりますと、こんなことがあったといいます。
中学時代の同級生：「いじりといじめのラインがどうだったか定かではないけど、ヒステリックになってしまって、学校の窓から『飛び降りてやる』と。飛び降りるギリギリだった。『やめとけ、やめとけ』みたいな感じで差し押さえたのは、かなり画的にも衝撃的だったので、記憶にあります」
捜査関係者によりますと、安栖容疑者は逮捕される前に、東京都内なども含め、関東各地を行ったり来たりしていたとみられることが明らかになっています。
◆容疑者の“目的”と2人の“接点”は
元埼玉県警捜査1課の佐々木成三さんに聞きました。
佐々木さん：「2人の接点は、年齢差もあり、互いに住む地域も違うことから、SNSなどで知り合った可能性があるのではないか。今後の捜査のポイントは、容疑者がどういう目的で被害者と会ったのか」
佐々木さんが注目しているのは“レンタカー”です。
佐々木さん：「少女が生存中に車を借りていたとすれば、長期間、少女を連れ回すことを計画していた可能性もある。また、車を自宅から離れた宇都宮市内で借りたのも、捜査をかく乱させる目的があった可能性もある」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp
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