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座って通勤できる有料座席サービスが広がりを見せるなか、18日、JR東日本が中央線の快速電車に導入するグリーン車を公開しました。
■「東京-大月間」「立川-青梅間」で導入
2階建ての車両に、ゆったりとした座席スペース。JR中央線の快速電車に来年度末以降、導入予定のグリーン車が18日、初めて公開されました。
グリーン車は2両編成で、合わせて180席が設置されるということです。
JR東日本の担当者:「お客さまが着席をサービスとして、要望している声は多いと感じております。この施策は、私どもとしても期待をしているところ」
中央線快速のグリーン車は、東京-大月間に加え、中央線と直通運転する青梅線の立川-青梅間で導入されます。
■全国屈指の「過密路線」 自動回転式の座席を初導入
すべての座席にひじ掛けとコンセントがあり、Wi-Fiが無料で利用できるほか、一部の車両にはトイレや洗面台も設置されています。
中でも、従来の在来線グリーン車にはない特徴があります。それは、スムーズな折り返し運転のために、自動回転式の座席が導入されていて、およそ2分で(電車が)折り返せるということです。
コロナ禍前の2019年度、中央線の混雑率は朝のピーク時が184%で、全国でも屈指の「過密路線」です。
運行本数を維持するためには、東京駅などの折り返し駅で車内整備を迅速に行う必要があり、自動回転式の座席を初めて導入しました。
また、これまで採用していた片開きのドアを両開きにし、乗り降りがスムーズにできるよう、幅を広くとっています。
JR東日本の担当者:「通勤・通学はもとより、日中時間帯もインバウンドであったり、また、観光の利用とかで、かなり魅力のあるサービスを提供できるのではないかと」
■広がる「有料座席サービス」 追加料金は?
座って通勤できる有料座席サービスは今、広がりをみせています。
東急東横線では今年8月から、平日の午後7時半以降、渋谷-横浜間を走る急行5本を対象に、500円で座席を指定できるサービスが始まっています。
18日に公開された中央線・快速電車のグリーン車の追加料金は、平日50キロまでが780円。51キロ以上は1000円となる予定です。
SNS上では、「中央線快速にも、ついにグリーン車か…!めちゃくちゃかっこいい!」「中央線にグリーン車があるなら、実家に帰るときに乗ってみようかな」などの声が上がっていました。
JR東日本は、“中央線沿線には観光地が多くあり、通勤以外にも着席のニーズは高いと思う”と話しています。
(「グッド!モーニング」2023年10月19日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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