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■専門家“夏の毒キノコ”に注意
山形市内の山中。素人には全く分からないキノコの見分け方。秋のキノコの収穫時期、専門家は山の中で今年の異常さに気が付きました。
山形きのこの会 顧問 佐藤育子さん:「この辺りでも秋のキノコが出ていたけど、それがまだ出ていない。夏のキノコですね。まさしく夏のキノコですね」
今年は記録的な猛暑の影響で山のキノコは発生時期がずれているといいます。
この現象で困るのが、夏の毒キノコが残り、これにそっくりの秋の食用キノコとの選別が難しくなるということ。食用のハタケシメジ、毒キノコのクサウラベニタケは素人目には、ほぼ見た目で分かりません。
他にも食用のタマゴタケと毒キノコのベニテングタケ。どちらも傘が丸く似ていることから、なかなか見分けが付きません。
毒キノコのイボテングタケ。1週間ほど前、札幌市で60代の男性が歩道近くで見つけて自宅で炒めて食べたところ、意識障害などの症状で倒れ救急搬送されました。
■動物はOKでも…人間には猛毒!
食用か、毒キノコか。食べられる判断を動物に委ねていることがある人はぜひ考え直して下さい。
監視カメラが捉えたのはエゾリスと毒キノコのベニテングタケ。これをリスは何のちゅうちょなく、かじり続けます。人間であれば食後30分ほどで下痢や嘔吐(おうと)などの症状が現れ、まれに死に至ることもあるという危険なベニテングタケ。
映像を撮影したのは約1週間前の札幌市の国営公園です。そして、リスの食べ散らかした後にはシカも登場。キノコの柄にかじり付いていました。こうした動物が食べられるからといって人間が食べられるわけではありません。
山形きのこの会 顧問 佐藤育子さん:「よく見極めて。夏の毒キノコはまだあるので、迷ったら諦めて食べないでほしい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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