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史上初の偉業達成から一夜明けて藤井聡太八冠（21）の地元・愛知県瀬戸市では「八」にちなんだセールが行われるなど、祝福ムードに沸いています。
11日、王座戦第4局に勝利し、将棋界に8つあるタイトルすべてを同時に制覇する前人未踏の金字塔を打ち立てた藤井八冠。用意された水を一口飲んでから、一夜明け会見に臨みました。人柄を感じさせたのは「自分へのご褒美は」と問われた時でした。
新王座となった藤井聡太八冠：「勝った時に何かご褒美ということは実はあまり考えていなくて、むしろ勝った時も負けた時も変わらずモチベーションを保つことが大事なので、むしろ負けた時にどう気分を良くするかを意識していて、今回も何かご褒美をということはなくて、この王座戦をしっかり振り返ってまた前に進んでいけたらと思う」
藤井八冠の出身地である瀬戸市では大勢の市民が集まって祝福。紅白の大福が無料で配られました。
瀬戸市民：「うれしい。記念になる」「お餅がもらえなかった。ここで終わった…。残念」「（Q.お祝いムードの瀬戸市はどう？）めったにない最近は。せともの祭しか」
スーパー「新鮮市場いせや」では八冠にかけて卵1パック8円、エビフライ1本88円。通常100グラム1800円の飛騨牛が8割引きの360円で販売されました。いずれも数量限定ながら大盤振る舞いです。
買い物客：「（Q.これできょう何を食べる？）すき焼き！すき焼き！」
菱野団地商店街では近年にない異例の人混みとなりました。
新鮮市場いせや 福丸明男代表取締役：「いまシャッター商店街になりつつあるもので、藤井八冠のおかげです」
若き棋士の偉業達成が瀬戸の街を活気付かせています。
「ノベルーガ」 飯島加奈さん：「（Q.商店街の人通りは全然違う？）そうですね、全然違います。もう生き生きとした空気がすごく流れていると思います」
瀬戸市民：「（Q.藤井さんはどんな存在ですか？）瀬戸の宝です」
史上最年少の14歳2カ月でプロ棋士となってからわずか7年で将棋界の頂点に立った藤井八冠。岸田総理大臣は内閣総理大臣顕彰を授与する考えを示しました。
新王座となった藤井聡太八冠：「10代のころと違って何か意識的に取り組んでいかないと棋力を伸ばしていくのが難しくなってきているかなと思っているので、どうすればより実力を高めていけるのかというのをしっかり考えていきたいと思っています」
藤井八冠は17日に八冠防衛をかけた「竜王戦」第2局に臨みます。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp
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