現在SNS上で、VTuberファンとジャニーズファンによる論争が勃発しかけている。そのきっかけとなったのが、イラストレーター兼VTuber・しぐれういが投稿し、大ヒットを記録している楽曲『粛聖!! ロリ神レクイエム☆』の存在だ。
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過激な歌詞は「性的搾取」なのか?
同楽曲は9月10日に投稿された楽曲で、音楽グループ『IOSYS』(イオシス)が作詞・作曲を手掛けた、いわゆる「電波ソング」となっている。中毒性の高さからTikTokなどでも大流行し、投稿から3週間余りで2,000万再生を突破するほどの大ヒットを記録中だ。
しかしブームが広まり、“内輪”の外にまで楽曲の存在が知れ渡った結果、いろいろな騒動を引き起こすことに。楽曲の歌詞やMVの内容が、小児性愛を連想させるものとなっていることが、問題視されたのだ。
学校教材・教育玩具を扱うメーカーの『アーテック』は、X(旧・ツイッター)にて同楽曲に言及したところ、ネットユーザーからの批判が殺到。投稿の削除、及び公式サイトでの謝罪文公開に至った。
また、教育番組『おかあさんといっしょ』で11代目のうたのおにいさんを務めていた“だいすけお兄さん”こと横山だいすけは、同楽曲のダンスカバーを投稿したことで炎上。公式ブログにて謝罪を行った上、TikTokアカウントの削除に至っている。
さらに一部のネットユーザーは、楽曲自体にも反発を示している状況だ。未成年への性加害や性的消費と絡めて、手厳しい意見が寄せられている。
VTuberファンからの反論
他方で当のVTuberファンのなかには、そうした風潮に異論がある人も多いという。
「そもそも本当は『粛聖!! ロリ神レクイエム☆』の題材は小児性愛ではなくて、しぐれういファンに向けた“身内ネタ”なんです。しぐれういがあえて9歳の少女キャラになりきり、それに反応するファンたちを罵倒するという構図で、昔から配信でお馴染みとなっているネタでした。
正直、誰も被害を受けていない楽曲でここまで大ごとになるのか…と困惑しています。今でいえばジャニーズ事務所の件だとか、実在の被害者が出ている騒動がいくらでも起きているじゃないですか。なぜそういう事件ではなく、何の害もない身内ネタが標的になるんでしょうか…」(VTuberファンの男性)
ほかにもSNS上では、「性的消費」という言葉がオタクコンテンツにばかり向けられ、ジャニーズ事務所をめぐる騒動に使われていないことを疑問視するネットユーザーが散見される。度々オタクコンテンツが世間からバッシングを浴びる現状に、不満を募らせている人は多いようだ。
とはいえ今回の騒動が起きたのは、身内ネタが本来のターゲット層を超えて、世間に広まりすぎたことが原因だった。問題があるとすれば、実在の児童と関係する企業やタレントがうかつに流行りのネタに触れようとしたことだけだろう。
やはり大切なのは、“ノータッチ”の精神なのかもしれない…。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
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]...以下引用元参照
引用元:https://news.nifty.com//article/entame/showbizd/12156-2593334/