サガン鳥栖下部組織出身であり、バイエルン・ミュンヘンのセカンドチームに所属するU20日本代表MF福井太智が、26日に行われたDFBポカール（ドイツ国内カップ戦）1回戦でトップチームデビュー。しかしSNSでは、福井に対する否定的なコメントが炎上している。

　16歳7か月という若さで鳥栖のトップチームでデビューした福井は、今年1月に鳥栖からバイエルンへ完全移籍。バイエルンのセカンドチームに帯同する中、2022/23シーズンはドイツ4部リーグ12試合でプレー。今季もここまで中盤でコンスタントに先発出場すると、今月15日のブンデスリーガ第4節バイエル・レバークーゼン戦で初めてトップチームにベンチ入りしていた。

　その福井は、DFBポカールのプロイセン・ミュンスター（ドイツ4部）戦で再びベンチ入りすると、63分にMFヨシュア・キミッヒにかわって出場。中盤アンカーのポジションでプレーし、相手の反撃を許さなかった。

　同選手のトップチームデビューにX（旧ツイッター）で歓喜の声が多く見られる中、とあるSNSユーザーによるレバークーゼン戦時の「数合わせでベンチ入り」という投稿内容が話題に。

　スクリーンショットにより拡散されると、「福井君を中傷するな」「日本人そんなに嫌いなのか」「日本人を1番過小評価しているのが日本人って、本当に恥ずかしい」などと批判が相次いでいる。