ゲーム配信界隈のトップランナーでありながら、数々の問題発言によって世間を騒がせてきた加藤純一。しかし今やそうしたヒール役のイメージは、過去のものになりつつあるのかもしれない。先日の配信で「プリウスミサイル」をめぐって正論を放ち、時代の変化に適応した配信者としての姿を見せた。
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配信事故になりそうな事態を未然に回避
話題の場面があったのは、9月2日に行われたTwitchでの配信「楽天カップ優勝会場」の後半。加藤は妻を誘い、FPSゲーム『Apex Legends』のマルチプレイを始めたのだが、そこで妻のゲーム内プレイヤーネームが「プリウスミサイル」となっており、視聴者をざわつかせることになった。
プリウスミサイルといえば、アクセルの踏み間違いによって交通事故が多発していることを揶揄したインターネットミーム。加藤はこのミームから、2019年に東京・池袋で母子が亡くなった池袋暴走事故を連想したようで、プレイヤーネームを変えるように妻を諭した。
加藤は「プリウス乗ってる人に失礼とは思わないけど、ああいう事件見てこういう名前つけてるやつの神経が知れない」と発言。「あんたそういう人間じゃないから名前変えてきた方がいいよ、キモイよ」と妻をフォローしつつも、厳しく説教した。
また、妻から「プリウスミサイルってツイッターのタグしか知らないんだけど」と返されると、「そんなんで名前つけるような浅はかな人間じゃないんだから、あんたは」「ちゃんと考えてから名前つけた方がいいよ」と返答。池袋暴走事故について知らなかった妻に事件の経緯を説明し、「それを茶化してるような名前に聞こえる」と諭すのだった。
その一方で視聴者に対しては、「ロシアとウクライナが喧嘩したときにノーウォーって(プレイヤーネームに)つけるくらい、いい子」と妻のフォローも欠かしていない。配信上で妻は涙ながらに謝罪。視聴者からは加藤の対応に対して称賛の声が上がっている。
インターネットヒーローは表舞台に復帰できるか
加藤は今年6月にも、配信上で正義感を発揮。彼が設立したプロゲーミングチーム「ムラッシュゲーミング」の『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』部門で、いじめ騒動が起きた際に、見事な大岡裁きを行っていた。
この騒動は、チームに所属する1人が、同じチームのメンバーからいじめを受けていたというもの。加藤は主犯とされる人物を管理下に置き、更生させることを宣言した。
また「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」の大会運営スタッフが関与していたことについても、「マジで人間性腐ってるやつ多すぎる」と批判し、実名での謝罪を求めると共に、大会運営を退くべきだと主張していた。
ほかにも8月24日の配信では、世界に蔓延っている差別問題について言及。世界中で対立が起こる原因について、視聴者たちと語らいながら、「要は自分たちが一番って世界中のやつらが思ってる」「他者を下に見て自分たちの地位を保つ」と持論を展開していた。
「いまや加藤のお家芸だった暴言は見る影もなく、ストリーマー界隈のご意見番のような存在感すら漂い始めています。その理由としては、ここ数年の炎上騒動が関係しているのかもしれません。
加藤といえば、人種差別や性差別と解釈できる発言や、障がい者への差別発言などを行ってきたことで有名。ここ数年、過去の発言が立て続けに発掘され、『KANSAI COLLECTION 2021A/W』や『Apex Legends』の国際チャリティ大会などから出演キャンセルを突きつけられてきました。
そうした騒ぎから反省し、地道に社会勉強に励んでいたのではないでしょうか。一時は表舞台への出演が絶望的と言われていた加藤ですが、このままイメージが回復していけば、不死鳥のごとく復活を遂げることも十分現実的でしょう」(配信者事務所関係者)
“名前を呼んではいけないあの人”のような扱いが長く続いてきたが、今後クリーンな配信者として人気を博することに期待したい。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
master1305 / PIXTA
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]...以下引用元参照
引用元:https://news.nifty.com//article/entame/showbizd/12156-2536628/