無論、一気呵成の攻撃を結果に結びつけたレイズの集中力は称えるべきである。しかし、“なおエ”(「なおエンゼルスは試合に敗れた」を略したネットミーム)で敗れたエンゼルスのちぐはぐな戦いぶりには、もどかしさを感じざるを得ない。それは現地記者も同様である。
以前からエンゼルスを追い、MLB公式サイトなどで執筆するブレント・マグワイア記者は、自身のX(旧ツイッター)で「どうかしてる試合だ」とバッサリ。そして「今日はショウヘイ・オオタニがキャリア2本目の満塁弾を放ち、1997年以来のトリプルプレーも飛び出した。それでも6-9でエンゼルスは負けた。このチームは本当に自分たちで道を切り開けない」と嘆いた。
ワイルドカード争いでも、プレーオフ圏内から7.5ゲーム差となったエンゼルス。8年ぶりのポストシーズン進出から遠のくチームが置かれる状況は、ますます厳しいものになっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]