【本ページはプロモーションが含まれています】

炎上

映画「バービー」原爆コラージュ画像が物議…日米での原爆に対する認識の違い、アメリカの謝罪対応は? 専門家が解説|ニフティニュース


ブログランキングに投票お願いいたします。

[

モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING」(毎週月曜~金曜6:00~9:00)。8月7日(月)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」のテーマは「映画バービーの合成画像騒動とその背景」。情報社会学が専門の城西大学 助教・塚越健司さんに解説していただきました。

吉田明世、塚越健司さん、ユージ

8月6日は、78年前に世界で初めて原子爆弾が広島に投下された日です。そうしたなかで、
バービー人形の世界を実写化した映画「バービー」と、原子爆弾を開発した物理学者、ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた映画「オッペンハイマー」の米映画2作品のコラージュ画像がSNSに多数投稿され、波紋が広がっています。

◆「バービー」の原爆“合成画像”がSNSで炎上

ユージ:ファンがSNSに投稿した映画「バービー」の合成画像に、「キノコ雲」など原爆投下を連想させるものがありました。これに対して「バービー」の公式アカウントがリツイートしてコメントをしたことが問題になっています。

そして、映画「バービー」の日本語吹き替え版に出演した高畑充希さんのSNS投稿も話題になりました。「バービー」は中東でも検閲上の問題に直面して公開が危ぶまれているなど、話題にこと欠かない映画になっています。

吉田:配給会社「ワーナー・ブラザース」のアメリカ本社が謝罪するまでの事態になっていますが、改めて、この問題の本質・背景には何があるのか、塚越さんに解説いただきます。この騒動の経緯について教えてください。

塚越:少し入り組んだ話になっているのですが、まず、アメリカでは映画「オッペンハイマー」が7月21日に公開されて話題になっています。監督は「インセプション」や「TENET テネット」などでおなじみのクリストファー・ノーランですが、原爆開発者が題材ということもあるのか、日本公開は未定になっています。

こうしたなか、アメリカで同じく7月21日に、バービー人形を実写化した映画「バービー」も公開され、こちらも人気になっています。公開日が同じで、2作品とも人気ということで、SNS上では両作品を合体させたハッシュタグ「#Barbenheimer(バーベンハイマー)」がブームになりました。

そして、海外の映画ファンがTwitter(現X)でこの両者を掛け合わせたファンアートを作りました。そのなかの1つに、オッペンハイマーの肩の上にバービーが乗っているファンアートがありました。2人の背景に、おそらく原爆で焼かれたように火花が飛んでいて、日本人ならどうしても原爆を連想するものです。

一部のファンがやっているだけなら「そんなものか」という感じですが、アメリカの「バービー」公式アカウントが、その投稿に(おそらく「Remember Pearl Harbor」を意識した投稿)「思い出に残る夏になる(原文:It's going to be a summer to remember)」と返信しました。

他にも、バービー役の俳優の髪型が原爆を連想させるキノコ雲になっているコラージュ画像を投稿したユーザーに対して、「バービー」公式アカウントが、「バービーの彼氏のケンは素晴らしいスタイリストだ」などと返信しました。これが日本で「原爆をからかっている」として問題になりました。

◆日本のアカウントは謝罪文を掲載、一方アメリカ本社は…

ユージ:これは、誰がどう見ても心地いい話題の取り上げ方ではないですね。今回のこの騒動、日本とアメリカの対応はどうなっているのでしょうか?

塚越:この「#Barbenheimer」のハッシュタグを巡るファンアート騒動は、公式アカウントが主導したものではありません。しかし、「バービー」は8月11日(金・祝)に日本でも公開しますので、日本版「バービー」の公式アカウントが、配給会社「ワーナー・ブラザース・ジャパン」の声明として、アメリカ本社のSNSアカウントの態度は配慮が欠けていたと謝罪しました。

その後、8月2日(水)にジャパンプレミア試写会がありました。アメリカの俳優はハリウッドのストライキがあって出られないので、監督とプロデューサー、日本版の吹き替えをした俳優の高畑充希さんが出席しました。

高畑さんは、ジャパンプレミアの前に自身のSNSで「今回の件は本当に本当に残念です」と投稿し、共感を得たのですが、ジャパンプレミア自体はこの炎上に関して言及がなかったということで、一部のファンからは批判や落胆の声が出ています。

一方で、ワーナー・ブラザース・ジャパンの公式アカウントが謝罪した翌日8月1日に、アメリカのワーナー・ブラザースはメディアに向けて謝罪しました。内容が「最近の無神経なソーシャルメディアの反応に極めて遺憾に思っています。スタジオは心よりお詫び申し上げます」とコメントが短く、何にどういう意味で謝罪しているのかよく分からず、(特に)問題になっている(いくつかの)リプライを削除しただけです。日本アカウントは丁寧な謝罪でしたので、アメリカの対応について疑問に思います。

◆アメリカ・日本の原爆に対する認識の違い

ユージ:この騒動の背景について塚越さんはどう見られていますか。

塚越:ネットでも言われているのですが、これが「9.11」や「ナチス」を連想させるようなものだったら、アメリカの方はこうした合成画像を作って投稿することはしないですよね。

ユージ:他国が「9.11」をいじってSNSで面白おかしく投稿していたら、アメリカは絶対嫌ですよね。

塚越:そう考えるとアメリカのほうは、悪意があると言うより、あまり考えていないという現状があります。専門家が指摘しているのですが、原爆投下によって戦争が早く終わったと考える方が減ってきているものの、アメリカのなかでは原爆投下を正当化する方も多いです。

そこの認識の違いが、今回の問題を生んでしまったと考えられます。そう考えると、これをきっかけに日本側からも原爆についてのメッセージを伝え、両者間の溝を埋めていく努力が必要だと思います。今回は、日本人として残念な問題です。

----------------------------------------------------
8月7日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年8月15日(火) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月曜~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:ユージ、吉田明世
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/one/

]...以下引用元参照
引用元:https://news.nifty.com//article/entame/showbizd/12199-2495413/

-炎上

炎上リサーチ ワールドカップもね
Translate »