ベスト8が確定した女子ワールドカップで、アジア勢は日本と開催国のオーストラリアが8強入りを果たしたものの、中国、韓国、ベトナム、フィリピンはグループステージ敗退となった。
中国メディア『直播吧』は「なぜ女子W杯でアジア勢は悲劇を繰り返すのか? ベトナム人監督は『精神力だけではプロとしての欠陥は埋められない』」と見出しを打った記事を掲載。「アジアの5チーム(開催国として参加したオーストラリアを除く)のうち、4チームがグループステージで敗退し、そのうち3チームが最下位。これに関連して、『東方スポーツ日報』は、アジア勢が不振に陥った理由について解説する記事を掲載した」と綴り、こう続けている。
「アジア勢の低迷はシンプルなデータでわかる。中国は1勝2敗・2得点7失点、フィリピンは1勝2敗・1得点8失点、ベトナムは0勝3敗・0得点12失点、韓国は1分け2敗・1得点4失点となった。攻撃力に不安を感じる一方、ディフェンスラインは欧米勢の衝撃に耐えられない。注意を払わないと、“悲劇”は起きる」
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記事は、「唯一の明るい材料は日本だ。グループステージで3戦全勝、無失点で11得点を挙げ、楽々とグループ1位通過を果たした」と伝えている。
同メディアは「ヨーロッパとアメリカの女子サッカーは、完全なユースの育成と競技システムに基づいて急速な発展を遂げてきた。世界的な急発展の影響で、アジアの女子サッカーは基盤が弱く、システムも不完全で、時代のリズムに合った変化を遂げることができていない。流れに逆らってゆっくりと後退している」と指摘。ベトナムがオランダに0-7の大敗を喫した後に、ドミトリー・チョン監督が発した言葉で締め括っている。
「精神力の強さだけでは、プロとしてのスキルの差を埋められない」
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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引用元:https://news.nifty.com//article/sports/soccer/12289-2491649/