FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023・グループC第1節が21日に行われ、スペイン女子代表とコスタリカ女子代表が対戦した。
“4年に1度の祭典”は大会スケジュールの2日目に突入。なでしこジャパン(日本女子代表)が入ったグループCの初陣が行われ、スペインとコスタリカが相見える。スペインはUEFA欧州女子選手権2022こそベスト8敗退となったものの、後に優勝することとなるイングランド女子代表が対戦相手だった。2年連続で女子バロンドールに輝いたアレクシア・プテジャスを擁しており、今大会では悲願の初優勝を狙う。対するコスタリカは2大会ぶりのW杯出場だ。2022年のCONCACAF・Wチャンピオンシップは4位。2015年のカナダ大会ではグループステージ敗退となっており、まずは初のグループ突破を目指す。
試合は立ち上がりからスペインがボールを握って攻撃に出ると、21分に均衡が破れる。敵陣左サイドで細かくパスを繋いだスペインは、スルーパスに抜け出したエステル・ゴンサレスがペナルティエリア左のスペースに侵入。ダイレクトで中央へ折り返すと、これがコスタリカのオウンゴールを誘い、スペインが先手を取った。
先制点からわずか2分後、スペインは右サイドから再び攻撃へ。深い位置からの折り返しにアイタナ・ボンマティが反応すると、ワンフェイクで寄せてきた相手をかわし、左足で狙い澄ました一撃を沈める。27分には右サイドからのアーリークロスにジェニファー・エルモソが頭で反応。ヘディングシュートはクロスバーに嫌われたものの、こぼれ球をエステル・ゴンサレスが押し込み、およそ5分間の時間でスペインが3点を記録した。
勢いが止まらないスペインは33分、ペナルティエリア手前でボールを拾ったオルガ・カルモナがドリブルでボックスに侵入すると、キックフェイントで相手のファウルを誘発し、PKを獲得。しかし、PKキッカーのジェニファー・エルモソが左足で放ったシュートはコスタリカのGKダニエラ・ソレラに阻まれた。最終的に前半はスペインの3点リードで終了している。
後半に入っても試合の様相は変わらず、スペインがボールを保持して敵陣に押し込む展開に。何度もコスタリカのゴールに襲い掛かりながら、45分間にアディショナルタイムの5分を加えても4点目は生まれなかった。だが、コスタリカに付け入る隙を与えず、最終的には45本ものシュートを記録。スペインが3-0と白星を飾り、幸先の良いスタートを切っている。
グループCのもう1試合、なでしこジャパンとザンビア女子代表の一戦は、日本時間で22日の16:00にキックオフを迎える。試合の模様はNHK BS1で生中継され、およびFIFA+でも配信される。次節は26日に行われ、スペインはザンビアと、コスタリカはなでしこジャパンと、それぞれ対戦する。
【スコア】
スペイン女子代表 3-0 コスタリカ女子代表
【得点者】
1-0 21分 バレリア・デル・カンポ(OG/スペイン女子代表)
2-0 23分 アイタナ・ボンマティ(スペイン女子代表)
3-0 27分 エステル・ゴンサレス(スペイン女子代表)
...以下引用元参照
引用元:https://www.soccer-king.jp/news/world/wc/20230721/1790278.html