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「社員の送別会に子連れ、タダ食いの派遣女性ってアリ?」正社員男性の怒りの投稿が炎上! 非常識で図々しい?よくある話で大らかに?...専門家に聞いた(1)|ニフティニュース


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正社員の送別会に、幹事が職場の派遣女性たちを呼んだのはいいとして、彼女たちの「子どもを連れて行ってもよいか」という頼みにOKを出してしまった。

さあ、大変だ。子どもたちの飲食費は正社員が出さなければならない。「腹が立つ。出したくない」という男性の投稿に「図々しい」「非常識」と派遣女性を非難する声。

一方、「うちの会社でも子連れOK」「もっと大らかに」と派遣女性を擁護する声も。専門家に聞くと――。

■「派遣女性の子どもの飲食費も含め、1人1万4000円の負担!」

話題になっているのは、女性向けサイト「発言小町」(2023年6月18日付)に載った「社員の送別会に子供を連れてきて、飲み食いさせる派遣女性」というタイトルの40代男性からの投稿だ。

「私自身の考えが古いのか、職場の派遣女性がおかしいのか、ご教示いただきたい」としてこう綴っている。
「人事異動で私の所属している課から5人の社員の地方辞令が出ました。社員の送別会が行われますが、当然、辞令があった社員の飲み会の代金は主役のためゼロ円です。1人4000円のコースの宴会で、参加するのは(辞令が出た社員を含めて)社員は8人、派遣女性は3人です」

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つまり、正社員8人、派遣社員3人の職場で正社員が5人も異動してしまい、その主賓たち5人の飲食代金は、主に残り3人の正社員がカバーするというから大変だ。さらに、送別会の混乱に輪をかける事態が起こった。

「3人のうち2人の派遣女性が、『自分の子どもたちを連れて行っていいですか』と幹事に話していました。2人の派遣女性が子どもら合わせて3~4人連れてくることを、幹事は断りづらくOKをしてしまったのです。
常識的に社員の送別会に派遣の子どもって連れてくるものですか? 当然、運ばれてきた料理も子どもらは食べます。コースにはない子ども用にソフトドリンクも別に頼みます。しかも、4000円の宴会コースですが、社員らのはからいで、派遣女性は1500円の参加費用で、差額は送り出す社員3人が割り勘で出すのです」

そして、男性はこう訴えるのだった。

「あまりにも図々しく、非常識さに腹がたちます。何故、派遣女性の飲み代プラスその子どもたちの飲み食い代金を、社員が出すのでしょうか?
幹事には『会社の社員の送別会であって懇親会ではないので、派遣女性とその子どもらが参加するのはおかしい。それを了承するならば、私は不参加します』と伝えるつもりです。私は心が狭いのでしょうか?」

男性の追加のカキコミによると、「派遣女性は飲み会に参加することが大好きな性格の女性です。今回も、何が何でも参加したいという鼻息が、すごく伝わってきました」という。また、幹事から送別会の内容を修正するという返事がきたが、男性は憤りを新たにする事実を知った。

「恐ろしいことに、私が出費する額は1万4000円以上だったそうです。きついです......」

■「派遣女性は『子どもの一食分浮いたわ~』くらいのつもりなのでしょう」

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この投稿に対する回答で多かったのが、「厚かましい」「夜の宴会に子どもを連れてくるなんて、非常識」と派遣社員を猛批判する意見だ。

「その派遣社員の女性は、きっと『一食分浮いたわ~』くらいのつもりなのでしょう。常識的な人間はそんなことしません。子どもをみてくれる人がいないのだろとか、ワンオペで大変だろうからとかは、他人には一切関係ないこと。懇親会でもあり得ないのに、社員さんの送別会で? なんで? というか、単に意地汚い女なのだと思います」

「図々しいと思いますよ。お子さんを連れてくるのなら、せめてお子さんの分は別に徴収したらよかったとのにと思います。そもそも派遣の人って会社の人じゃないのですから、送別会に呼ぶ必要もなかったのでは?」

「もう、女性の参加費を安くする時代じゃないでしょう? 次からはちゃんと4000円取りましょう。4000円が高いと思ったら、参加しなくていいと思います。あと、子どもは遠慮してもらいましょう。子どもの料理はコース外なので、別に頼むか(もちろん自腹)、自分の分からのとりわけするのが当たり前です」

「子どもの同席は断るべきでしょうね。なにか問題が起きてからでは遅いですよ。食器割ったり、飲み物こぼしたり、もしかしたら、おもらしとか。何が起こるかわからないですからね」

また、「子ども同席」が先例になったら大変だ、という意見も。

「今回これを認めたら、今後も認めなければならなくなる。部課での送別会が、派遣社員のお楽しみ会になってしまう。一番重要なのはそこです」

■幹事は「子連れOK」にするなら、「ペットOK」も認めるべき?

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派遣社員たちも図々しいが、彼女たちの非常識な要望を断れなかった幹事がダメすぎる、という意見も多かった。

「派遣社員ではなく幹事がダメでしょう。宴会コースを4000円にしたのも、派遣さんたちの参加費用が1500円なのも、子どもの参加をOKしたのも、社員3人で割り勘することにしたのも幹事。あなたがどうしても気に入らないなら不参加でいいと思いますよ。心が狭いというより、不満を感じる相手を間違えているかな、と」

「10人以上を3人でカバーするって、まさに今の年金制度でしょ、と思いました。こんなアンバランスな負担を甘んじて受け入れることはないと思います。この話題で、うちの会社も男性と女性で会費負担に差をつけていることを思い出しました」

「昔はこういう場合は、役付きがさり気なく幹事に足りない分を渡したり、(送別会の主賓として)招待される側の社員も、金一封として渡したりして解決していましたね。特にある程度の地位があれば、招待と言われても手ぶらではきません。今回の転出者は、若手だけなのかしら?」

「派遣が図々しいのではなく、幹事が幹事の仕事をしないのが原因です。どこに問題があったか分かります? 先方が図々しいこと言ったら、断りづらくてOK出すのですか? 普段からの仕事のいい加減さがよく見えます」

また、幹事は「子どもOK」を打ち出すなら、「認知症の親もOK」にしなければならない、という極端な意見まで飛び出した。ただし、これはアイデアを兼ねた意見だ。

「会社の集まりの参加条件として、子ども・ペット・認知症の祖父母や両親は参加NGとはっきり言ったほうがいいと思います。認知症のことを持ち出して不謹慎ですが、どこかのネット掲示板で、『子ども連れをOKにするのなら、認知症の母親も参加してもいいですね』との議論があったそうです。
子どもを預けられないという理由で集まりに参加するなら、要介護の親、留守番時間に限界があるペットなども同条件だと、盛り上がっていました。(だから)可能なら、屋外バーベキューみたいな集まりを催す機会を作ったらいいと思います。参加費用もペットから子ども、老人まで設定して、最初から決めておけばいいのです」

■彼女たちは「送別会を断る口実に、子どもを連れて行ってよいか」と聞いただけ

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一方、少数だが、派遣社員を擁護する意見も寄せられた。彼女たちは「送別会出席を断る口実に、子どもを連れて行ってよいか」と聞いたというわけだ。

「私は、小さい子どもがいるので、基本的に夜の食事は断っています。断れない時は、連れて行ってよいか聞きます。でも、特に自分が行きたくもない会だったら、お金払いたくないですね。派遣さんはその会に参加したいのだろうか?」

「子育て中の派遣社員を、半ば強制参加させたから、このような事態になったのだと思いました。派遣社員からも強制的に見送らせたい(参加人数が少なくなると、見栄えが悪くなるから)のだとしたら、会社側が費用負担すべきです。その差額を正社員で均等割りするのは間違いで、上席が出す、従業員積立金などから支出すべきだと思う。
幹事にモヤモヤします。今回、前列を作ったことで、社員でも『えー、そんなに手厚いなら我が子も連れていきたい」と思った人は連れて来ちゃうかもしれませんよ」

■「子連れOKの宴会はよくある」 シンママに、ぜひ連れて来てコールも

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また、「子連れOKの宴会も珍しくない。目くじら立てるべきではない」という意見も少なくない。

「私の職場では、【出席】社員派遣ともに参加(強制ではないが、会議室などでやることもあるので、終業後の顔出しくらいもアリ)。【費用】管理職5000円、一般社員4000円、派遣2500円。【子どもの参加】社外のお店なら可(料金は任意。親が少し多めに出す)でした。
誰もが知る企業で、部署により差異はあるようでしたが、派遣が子どもを連れてきたケースもありました。派遣の方が図々しいというより、社員3名の金額負担の多さに正直驚きです」

「私は大企業4社で勤務経験のある派遣社員です。以前、同僚派遣社員がお子様を連れて来ていて、コースとは別にお子様用のプレートやデザート頼んで、その分は社員さんが『いいよ、いいよ』ってチャラにしてくれた飲み会ありましたね。
職場文化によると思う。早い話が、その派遣さんが来てくれたら、みんな喜ぶ、ぜひ来てほしい、場が盛り上がる、派遣さんが子どもの面倒見る人がいなくて?と断ったのに、子ども連れておいでよ!と言っていた会社もあります。
20代の若くて可愛いシンママ(シングルマザー)がいて、逆に来て来て!ってところもありましたよ(笑)。本社が大阪のアットホームな会社でした。だから、ここのコメントを見ていて、意外にドライなコメントが多くて驚きました。今まで派遣先に恵まれていたのかな、と...」

■会社の飲み会は、企業の文化や慣習が色濃く反映される場所

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さて、J‐CAST 会社ウォッチ編集部では、「社員の送別会に子どもを連れてきて飲み食いさせる派遣女性ってアリですか?」と怒る男性の投稿をめぐる論争について、働き方に詳しいワークスタイル研究家の川上敬太郎さんに意見を求めた。

――この投稿とさまざまな回答を読んで、率直にどのような感想を持ちましたか?

川上敬太郎さん「会社にはそれぞれ文化や慣例があり、飲み会はそれらが色濃く反映されやすい場だと思います。一人4000円のコースなのに、派遣社員は1500円で参加できるというのは、外部の会社に雇用されている派遣社員であっても、同じ仲間として一緒に飲み会に参加してもらおう。また、参加しやすいように比較的給与が高い正社員が費用の一部を負担しよう、という慣例が投稿者さんの会社で浸透しているということなのではないでしょうか。
それはそれで、雇用形態の区別なく誰もが仲良く仕事する場をつくるうえで意義ある慣例だと思います。
ただ、今回のケースでは送別会の対象者が5人もいて、正社員の数で比較すると、むしろ送り出す側のほうが少ない状況です。当然ながら、一人当たりの負担額は大きくなってムリが生じることになります。
それなのに杓子定規にこれまでと同じ慣例を当てはめたとしたら、不満が出てしまっても仕方がないように感じます」

このあとも、川上さんのアドバイスが白熱します――。<「社員の送別会に子連れ、タダ食いの派遣女性ってアリ?」正社員男性の怒りの投稿が炎上! 非常識で図々しい?よくある話で大らかに?...専門家に聞いた(2)>に続きます。

(福田和郎)

]...以下引用元参照
引用元:https://news.nifty.com//article/economy/business/12318-2445184/

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