『マクドナルド』や『くら寿司』とのコラボが発表され、ますます世間的な注目度が高まっているVTuber事務所『にじさんじ』。所属ライバーのコンプライアンス強化も進んでいるようだが、現実には次々と炎上騒ぎが起きてしまっている。
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グウェルの「スポンサーシップ」立ち上げに賛否
現在物議を醸しているのは、「にじさんじ」所属のグウェル・オス・ガールが7月1日に発表した「大事なお話」の内容だ。
グウェルは元々兼業で、妻と子どもを持つVTuberだったが、家庭の都合で会社を退職。しかしこれまで配信の企画を赤字で行っていたため、安定した収入がなくなり、同じような活動方針を継続することが難しくなったという。
そこでYouTubeのメンバーシップに、上位プランとして「スポンサーシップ」を追加することで、企画の資金集めに当てたいと発表した。集まった収益はすべて配信の企画に用いられるといい、スポンサーへの特典や限定配信なども予定しているそうだ。
「グウェルはVTuber界隈でも屈指の企画屋として知られていますが、企画配信は通常の配信よりもコストがかかるため、実は利益が出にくいのが現状です。安定してファンを楽しませる企画を行うため、苦渋の選択として『スポンサーシップ』の追加を決めたんでしょうね。
実際にグウェルのファンたちの反応は、ほとんどが好意的なものばかり。しかしVTuberに“集金”のレッテルを貼っている外部の人々は、ここぞとばかりに批判を行っているようです」(VTuber業界関係者)
変化を迫られている『にじさんじ』
「もし『にじさんじ』の看板がなければ、ここまでグウェルが叩かれることはなく、ファンサービスの1つの形として受け入れられていたでしょうね。
最近では知名度が高くなったことのデメリットとして、何かと『にじさんじ』にケチを付けようとするネットユーザーも増えています」(同)
最近争点になったのは、6月2日から発売された『にじさんじ貴族と召使い グッズ&ボイス』の内容。「ツイリー風スカーフバッグチャーム」が、エルメスで有名な「ツイリー」の商標権を侵害しているのではないかと議論を呼んだ。
ただ、この件は是非の判断が難しいとも言われており、実情として『鬼滅の刃』を始めとした膨大なコンテンツが「ツイリー」の名を冠した公式グッズを展開している。
「つい先日『にじさんじ』を卒業した郡道美玲は、WBCについて野球初心者のフリをして鬼畜発言。謝罪をしてもすぐにウソがばれて、大炎上に追い込まれました。人気の代償として、これまでよりも高いコンプラ意識を求められるようになったことは間違いありません。
そうした状況を受け、『にじさんじ』では自社で新人を育成する『バーチャル・タレント・アカデミー』(VTA)に力を入れているため、品行方正なライバーの割合が増えていきそうです」(同)
かつての「にじさんじ」といえば過激さがアピールポイントだったが、もう“にじさんじらしい”配信者は絶滅しかけているのかもしれない。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
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]...以下引用元参照
引用元:https://news.nifty.com//article/entame/showbizd/12156-2427528/