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炎上

“美女ライダー”になった52歳のおじさんが炎上したわけ「バイク業界の人たちから『悪印象に繫がる』と誹謗中傷を受けて…」|ニフティニュース

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中年男性の炎上が後を絶たない。火種は確かにあったかもしれない。でも中には火種をつくった人が「おじさん」であったがゆえに余計に燃え広がる事例がある。なぜこんなにも“叩いていい存在”になったのか。その背景を探ってみた。
婚活の記録ツイートが炎上した39歳

「おじさん構文」や「静かな退職」など、世間では“おじさん叩き”の風潮が加速している。なかには叩かれてしかるべき中年男性もいる。だが、「おじさん」という属性により過剰に叩かれて生きづらさを感じている人も少なくない。

「幸せになるための婚活で、こんなに批判されるなんて」

そう話すのは、大阪の会社の総務部で働く清水義広さん(仮名・39歳)。1年前からツイッターで婚活の記録を呟いていたが、「交際候補の女性が散歩しただけで『疲れた』と言いだしたので見限った」という旨のツイートが炎上した。

「フォロワーが100人程度で、そのときイライラした感情を率直に投稿したのですが、端折った文章で誤解を招いてしまいました。ただ女性からの批判は『ハイヒールを履いてるのに』『当日に散歩デートを提案するのは非常識』など誤情報ばかりで。それを訂正しても『上から目線だ』と余計に炎上してしまいました」

◆“中年で独身”という属性も叩かれる要因に

また“中年で独身”という属性もより叩かれる要因に。

「世間的にその年まで結婚できないのは問題があると人格否定されたり、過去の投稿から職場を特定する人もいて……。明らかにやりすぎですよ」

炎上を機に“女性嫌悪”に似た感情も芽生えてしまった。

「相手に高望みもせず、真面目に婚活しているだけなのに、一斉に叩かれるなんて心外だし悔しいです。幸せを摑んで、寄ってたかって叩いてきた人たちを見返したいです」

◆なぜ「おじさん」は叩かれる?

このように、中高年が理不尽に叩かれてしまう現状について、恋愛戦略家の関口みなこ氏がこう解説する。

「年功序列の社会を生きてきた中高年世代は、下の世代からすれば、“上から目線のネガティブな存在”としてひと括りにされやすい。また、現代社会では弱者を叩くのは許されない風潮がある中で、SNSを中心にストレスの発散が強者に見える中高年に向かっていることも過剰な炎上騒動に繫がっていると思います」

◆“美女ライダーの中身がおじさん”とわかって炎上

実際にSNSでは、何が炎上の火種になるかわからない。ツイッターでは、“美女ライダーの中身がおじさん”とわかって炎上したケースがある。「宗谷の蒼氷」さん(52歳)は、’21年から顔加工アプリを使って、投稿し始めたという。

「単純に趣味のバイクの魅力を伝えたかったのですが、疲れた中年の写真じゃ注目してもらえないと思って。中身が中年男だとバレたときに若い女性だと信じていた下心丸出しの“ち◯ぽ男子”から『騙された!』っていうメッセージがたくさん届いたんです。バイク業界の人たちから『悪印象に繫がる』と誹謗中傷を受けたのは悲しかったです」

◆本人が純粋に楽しんでいることすら叩かれる現状

とはいえ彼は炎上について、あまり気に留めていない。

「このアカウントを使って金儲けをしたいなんて気持ちは一切ない。誰かを騙したり詐欺行為をしようとしたのなら叩かれても仕方ないですけど」

ただ、写真のクオリティを高める努力は惜しまない。

「筋トレや食事の管理はもちろん、髪のメンテナンスも行っています。SNSでは別人格でメイクやライトにこだわって、映えている写真を褒められるのが気持ちいいんです」

本人が純粋に楽しんでいることすら叩かれる現状は、異常だと言わざるを得ない。

【恋愛戦略家・関口みなこ氏】
著書に『「最初の男」になりたがる男、「最後の女」になりたがる女 夜の世界で学ぶ男と女の新・心理大全』(KADOKAWA)がある

取材・文/週刊SPA!編集部

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引用元:https://news.nifty.com//article/magazine/12193-2377098/

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