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炎上を疑似体験できる「絶対にバズるSNS」が話題、“無理やり粗探しをするAI”開発の裏側とは?|ニフティニュース


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9月26日に公開となる映画『俺ではない炎上』のプロモーションの一環として、生成AIを活用した「絶対にバズるSNS」というコンテンツが公開されています。


https://x.com/enjo_movie/status/1967423132102500381

ユーザー自らが炎上を疑似体験できる「絶対にバズるSNS」の企画・制作を担当したno plan株式会社の神山さんに色々とお話を聞いてみました。

ーー「絶対にバズるSNS」を思いついたのは、松竹株式会社と御社のどちらですか?

神山:松竹様から映画のプロモーションのご依頼をいただき、企画のアイデア出しから提案・制作までを弊社が担いました。私がディレクターとして全体のクリエイティブを設計し、炎上という題材をどう遊び心ある体験にできるかをチームとともに探りました。

ーーどういったプロセスを経て「絶対にバズるSNS」を具現化していったのでしょうか?

神山:「炎上体験」をテーマにしよう、というところまではけっこう早い段階で決まりました。ただ、一口に炎上といっても種類はいろいろ。どんな炎上が“体験”として一番面白いかは、のちに議論を重ねました。

もともと弊社はテクノロジーやAIを使った企画を得意としていて、「せっかくなら新しいAIの使い方を見せたいよね」というところからスタートしました。AIとエンタメを掛け合わせたら、今までにない体験ができるんじゃないか、と。

最初に出たアイデアはLINEアプリを使って「特定のアカウントに顔写真を送ると写真をゴシップ記事風に加工して返す」というもの。しかし、顔写真が前提になるとシェアしにくいし、当時の画像生成AIはまだ安定感がなくてクオリティもバラつきがありました。これじゃあ広がらないな、と。そこで「もっと気軽に参加できて、どんな投稿でも成立する仕組みにしたい」と方向転換。画像そのものを加工するのではなく、AIの得意な“テキスト生成”に注目しました。

「炎上」と一口にいっても色々ありますが、その中でも今回選んだのは「理不尽さ」です。人を傷つけるような誹謗中傷に寄せるのは避けたかったですし、「え、そんなことで!?」と思わず突っ込みたくなる理不尽さは、エンタメに昇華できる絶妙なラインだと思いました。

実際にSNSを見ていて、「そんな角度から突っ込む!?」と逆に感心してしまったこともあります。そんな“突っ込みたくなる理不尽さ”や“自分では思いつかなかった角度”をAIに担わせることで、さまざまな視点から炎上を再現できると考えました。そうした突っ込みたくなる気持ちがあるからこそ、人は思わず発信してしまい、拡散にもつながっていくと考えました。

さらに今回は、よりリアルな体験を目指し、複数のSNSを横断して広がっていくストーリーを作りました。X風SNSで炎上したかと思えば、メッセージSNSでは「大丈夫?」と心配の声が届き、動画SNSでは「炎上まとめ動画」になって勝手に拡散されていく。まるで本物の炎上のように、私生活や人間関係にじわじわ影響が出ていく、そんな没入感を狙いました。

画像解析や文脈理解は今のAIがもっとも得意とする分野。そこを活かして“無理やり粗探しをするAI”を開発しました。ユーザーごとの投稿に合わせて理不尽な突っ込みが返ってくるので、診断コンテンツ的なノリで「自分ごと化された炎上」を楽しめる。ここが、今回の企画を形にする大きなポイントになりました。

ーー「無理やり粗探しをするAI」をわかりやすく説明していただけますか?

神山:「無理やり粗探しをするAI」の仕組みは、実際の炎上コメントのパターンを参考にする、その思考パターンをAIに指示する、安全のためのフィルタリングの3つとシンプルです。

何気ない投稿にも、理不尽な突っ込みが飛んでくるのがSNSです。例えば「今日はカレーを食べました」という一文に、「手抜きじゃない?」とか「なんで今日なんだ?」といった、理不尽な切り口が加わる。まずはこうした例を集めました。

集めた例をもとに、「事実をわざと誇張する」「関係ない部分を突っ込む」といったルールをプロンプト(AIに与える指示)に落とし込みました。通常のAIは正しく理解して答えるのが得意ですが、ここでは“無理やり粗探しをする役割”を与えたわけです。

とはいえ、誹謗中傷や人を傷つけるような表現は使いません。笑える理不尽さに限定することで、エンタメとして楽しめる体験に仕上げました。AIに「何を言わせるか」ではなく、むしろ「何を言わせないか」を調整することに時間をかけました。

こうして出来上がったのが「理不尽な粗探しモードのAI」です。どんな投稿に対しても思わぬ角度から突っ込みを入れてくるので、「そう来る!?」と笑えて、ついシェアしたくなる。そんな構造になっています。

ーー実際に「絶対にバズるSNS」で炎上を疑似体験したユーザーは何名くらいになりますか?

神山:公開からわずか5日で累計100万プレイを突破しました。松竹さんと一緒に仕掛けたこの企画は、初日に2万プレイからスタートし、SNSで「面白い」と拡散してくださる方が日に日に増加。さらにゲーム実況者の方々が動画を公開してくださったことで一気に広がり、公開からわずか5日で100万プレイに到達する大きな反響となりました。想像以上のスピード感に、チーム一同驚いています。

ーーユーザーからはどういった声が届いていますか?

神山:いろんな声が届いています。「面白い」「何回でもやりたくなる」という反応がある一方で、「リアルすぎて怖い」という感想も多くありました。単なるネタにとどまらず、炎上がどう広がっていくかを疑似的に体感したからこそのリアルさだと思います。

さらに「SNSを始める前の子どもたちに教育ツールとして使うべき」という意見や、「自分が正しいと思って発言したことも誰かにとっては刃になるから気をつけよう」という感想もあり、エンタメでありながらSNSリテラシーを考えるきっかけにもなっていると感じています。

そして嬉しいのは「映画が見たくなった」という声。今回の仕掛けがプロモーションとしてだけでなく、作品そのものへの興味にもつながっているのを実感しています。

ーー「理不尽な炎上」に対するメッセージ/コメントはありますか?

神山:理不尽な炎上は、SNSを使っている以上、誰にでも降りかかる可能性があると思います。ほんの何気ない投稿や根拠の薄い情報が広がって、本人の意思とは関係なく炎上が生まれてしまう。そんな現象を、ただ怖がるだけじゃなく“笑いながら体感できる”仕掛けにしたのが今回の企画です。楽しんでもらいつつ、「SNSとどう付き合うか」を考えるきっかけになればいいなと思っています。

もちろん炎上を肯定するわけではなく、「起こり得るものとしてどう向き合うか」が大事だと考えています。その姿勢は、SNSがきっかけで意図せず渦中に立たされる恐怖を描いた映画『俺ではない炎上』とも重なっています。今回の体験を通じて、映画のテーマをより身近に感じてもらえたら嬉しいです。

ーーありがとうございました。

絶対にバズるSNS
https://movies.shochiku.co.jp/oredehanai-enjo/specialsns/[リンク]

絶対にバズるSNSの流れ:
1. ユーザー登録:ユーザー名、性別、年齢、職業を入力または選択
2. 画像を投稿: バズらせたい画像を投稿
3. AIによる炎上シナリオ生成: AIが画像から炎上の火種を抽出し、理不尽な炎上シナリオを生成
4. 炎上の疑似体験: 架空のSNS「Y」に投稿された画像に対し、はじめはいいコメントがつくが、次第に批判コメントが爆増。さらに他のSNSにも飛び火し、炎上が拡大していく様子を擬似体験できる

映画『俺ではない炎上』本予告 【9.26(金)全国公開 】(YouTube)

映画『俺ではない炎上』のストーリー:
ある日突然、SNS 上で<殺人事件の犯人>として個人情報を晒された大手ハウスメーカー営業部長・山縣泰介(阿部寛)。身に覚えのないことなのに、世間から追いかけ回される“炎上状態“に。「俺をハメたやつは誰だ?!」仕事はもちろん家族のことだって疎かにしてこなかったはずなのに…。明日は我が身のノンストップ炎上エンターテインメント開幕!

©2025「俺ではない炎上」製作委員会 ©浅倉秋成/双葉社

※画像提供:no plan株式会社

(執筆者: 6PAC)

]...以下引用元参照
引用元:https://news.nifty.com//article/item/neta/12259-4524511/

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