炎上リサーチは芸能、事件、スポーツ、ネット全般の最新情報を24時間更新を続けるまとめサイトです。
ジャニーズ・ワールドカップ情報もお知らせします。
ブログランキングに投票お願いいたします。
[
菊池風磨、“タイプロ”新メンバーに対する「容姿いじり」が炎上。内輪ノリへの違和感、いじめとの境目は
2025年2月19日(水)19時35分 All About
timeleszの菊池風磨さんがほかのメンバーに対して行った“容姿いじり”が炎上している。後日、いじりは“作戦”だったことが明かされたものの、SNSを中心に議論が勃発。容姿で人をいじったり、笑いを取ったりすることに対して厳しい目が注がれる現代社会について考える。
アイドルグループ・timeleszの菊池風磨さんがほかのメンバーに対して行った“容姿いじり”が炎上している。容姿で人をいじったり、笑いを取ったりすることに対して厳しい目が注がれる昨今、当人同士は合意の上であっても“内輪ノリ”に違和感を抱いてしまうのはなぜか。いじめとの境目を考える。
もう「ドビー」って呼ばないで
筆者が学生の頃、クラスメイトに「ドビー」というあだ名で呼ばれていた男子生徒の田中君(仮名)がいた。
あだ名の由来は、『ハリーポッター』シリーズに出てくる屋敷しもべ妖精「ドビー」から。田中君の容姿が「『トビー』に似ている」と誰かが言い出したことが発端だった。クラスメイトの多くが彼のことを「ドビー」と呼んでいた。
トビーは作中で、弱弱しい小人として描かれている。もし、田中君がこの“容姿いじり”のあだ名を嫌がっていたなら、れっきとしたいじめになるだろう。しかし、田中君はドビーと呼ばれることに対し、「ドビーは悪い子!」とモノマネを繰り出して同級生の笑いを誘ったり、自らも自身を「ドビー」と呼んだりしていた。田中君はクラスの中心的な存在で、ムードメーカーだったのだ。
しかし、それから数年後。同窓会で会った田中君は「ドビー」と呼ぶ旧クラスメイトに対し「もうドビーって呼ばないで」と伝えたのだ。理由を問うと、田中君は「俺はいいんだけどさ……」と気まずそうに切り出す。
「『昔ドビーって呼ばれてたんだよね』って、彼女とか知り合いに話すと『それ、いじりじゃなくて、いじめじゃない? 不快だわ』って」と口にした。
timeleszメンバーによる“容姿いじり”が炎上
2月15日、アイドルグループ「timelesz」が約10カ月におよぶオーディションを経て、新メンバーを含めた8人グループとなることが発表された。オーディションの様子は『timelesz project(通称・タイプロ)』としてNetflixで独占配信され、大反響を呼んだ。同グループの新体制に世間的な期待が高まっている。
そんな中、メンバーがファンクラブ会員に向けて配信した動画の中で、既存メンバーの菊池風磨さんが、新メンバーの原嘉孝さんに対して行った“容姿いじり”に不快感を示す声が多数寄せられた。
動画の中で菊池さんは原さんを「イケメン」だと執拗(しつよう)にいじり、原さんも最後は「そんなに“イケメン”って言うとイケメンじゃないってことになるので」などと対応。さらに菊池さんが原さんの髪形を指し、「レゴみたい」と言う場面もあった。
この生配信を見たファンやSNSユーザーからはさまざまな声が上がり、ネット上では「容姿いじりすごく嫌」「いじり、私は不快だった」「まじで過度なイジりやめてください」といった批判的な意見が目立った。一方で「本人(原さん)が許容していればいいのではないか」といった、菊池さんらへ対する擁護の声も寄せられている。
これを受け、17日に放送されたtimeleszのラジオ番組『timeleszのQrzone』(文化放送)にて、“容姿いじり”に対しメンバーが言及。原さんと菊池さんが事前に打ち合わせした上で、笑いを取るためにわざと行った「作戦」だったことが原さん自身の口から明かされた。同メンバーの松島聡さんもこの炎上騒ぎについて「関係値が(視聴者に)伝わっていないというのが大きいかもね」とフォローした。
「いじり」と「いじめ」の境目はどこにあるのか
前述した田中君や原さんのケースのように、いじられた本人が許容していれば、“容姿いじり”に問題はないのだろうか。
田中君の旧友からすれば、まさに「関係値が伝わっていないから」と思うところもあるかもしれない。しかし、田中君の恋人や知人が過去の田中君の人間関係を全て理解することはできない。
もしかしたら、“内輪ノリ”だった田中君の当時のクラスメイトの中にも「ドビー」というあだ名を(言わないだけで)不快に感じていた人もいたかもしれない。
原さんへの“容姿いじり”の中で、特に批判が集中していたのは「レゴみたい」という発言だった。レゴの角ばった輪郭を想像したファンから「輪郭にコンプレックスがある私には不快だった」などの声が上がっている。
田中君の恋人も同様に、トビーの弱弱しい容姿を想像した。「ドビー」というあだ名は“容姿いじり”ではなく、“容姿いじめ”であるイメージを持っていた。
昨今、旧来型のテレビ番組などではおなじみだった「容姿をいじる」ということに対して、厳しい目が向けられている。それに対する戸惑いの声があるのも事実だが、 「いじる側」「いじられる側」の当人同士がよくても、それを見聞きした「受け手」や「周囲」が不快だと感じたら、それは“いじり”ではなく“いじめ”になる可能性をはらんでいることを忘れてはいけない。
※個人情報保護のため、エピソードの一部の設定を変更しています
この記事の筆者:毒島 サチコ プロフィール
ライター・インタビュアー。緻密な当事者インタビューや体験談、その背景にひそむ社会問題などを切り口に、複数のWebメディアやファッション誌でコラム、リポート、インタビュー、エッセイ記事などを担当。
(文:毒島 サチコ)
関連記事(外部サイト)
]...以下引用元参照
引用元:https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0219/aab_250219_0684066337.html