さらに、降雨中止で登板日が変更となり、ブルワーズ戦では中10日での先発となった点には、「登板間の余分な時間が、実際にイマナガの苦戦に影響したかどうか疑問に思うのも無理はない」としながらも、初めてメジャーの舞台に立った今永への指揮官の配慮だったと強調し、「エースを長期的な視野で起用したカウンセルの姿勢は評価すべきだろう」として、決断に賛辞を贈った。
他にも、カブス入団以降、メディアやファンの関心を惹きつけてきた今永のパーソナリティを掘り下げ、「新しいボールを受け取るたびにホームプレートの審判に頭を下げるほどの男だ。こうしてファンのお気に入りになる」と指摘。
加えて同メディアは、「水曜日の敗戦により、シカゴの街と、ファンを驚かせているエースとの間に芽生えつつある愛情が失われることはない。そして、試合後の謝罪で示されたイマナガの謙虚さが、互いの熱狂を今後もさらに深める要因となるのではないだろうか」と見通している。
今永のデビュー以降の内容からも、ブルワーズ戦はショッキングとも捉えられる大量失点での初黒星だった。だが、すでに厚い信頼を寄せているという指揮官やカブスファンとの関係については、微塵も揺らぐことは無さそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]