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■巨額赤字…経営再建計画「Re:Nissan」発表
日産 エスピノーサ社長兼CEO
「ご覧の通り、24年度通期の実績は警鐘を鳴らす内容でした。当社の実情は明白です。まず変動費は増加しています。固定費は現在の収益では賄いきれない水準にあります」
巨額赤字が明らかになった日産。アメリカと中国で販売が落ち込み、生産能力が過剰になっています。新社長のエスピノーサ氏が発表したのは、大規模な経営再建計画です。
エスピノーサ社長兼CEO
「業績改善をより緊急かつ迅速に進め、優先的に取り組み、販売に頼らず収益を確保できる体質にならなければなりません。これが新たな再建計画『Re:Nissan』の目的です」
17の車両生産工場を10に統合。さらに、これまでの計画と合わせてすべての従業員の15%にあたる2万人規模の人員を削減します。そのおよそ3分の2は、生産に携わるスタッフです。
神奈川県横須賀市にある日産の追浜工場では、不安が広がっています
日産の従業員
「やっぱり報道とか見ていると、不安になるんですけど。実際、働いていると、本当に情報も流れてこないので、上から。確かめようもないので。聞いても上のほうで(情報が)止まってるみたいな感じで。直属の上司とかに聞いても『やっぱ分かんない』って」
工場近くに店を構える居酒屋の店主はこう話します。
工場近くの居酒屋店主
「日産で働いてる人が多いと思うので、影響はありますよね。結構、大打撃じゃないですかね。できれば(工場が)続いてほしい。無くならないのが一番」
■1999年「日産リバイバル・プラン」でV回復も
日産はこれまでにも拡大路線に走って生産能力が過剰となり、巨額の負債で経営危機に陥ってきました。
日産 カルロス・ゴーン最高執行責任者(1999年 当時)
「日産リバイバル・プランを成功させるためには、どれだけ多くの努力や痛み、犠牲が必要となるか。私にも痛いほど分かっています。でも信じてください。他に選択肢はありません」
経営再建を託されたカルロス・ゴーン氏は、村山工場など5つの工場の閉鎖と2万1000人の従業員を削減する「日産リバイバル・プラン」を断行。翌年度には3300億円余りの黒字にV字回復しました。
しかし、再び訪れた経営危機。去年12月にはホンダとの経営統合に向けた協議に入りましたが、ホンダによる子会社化案に日産が反発。わずか1カ月半で破談となりました。
エスピノーサ社長兼CEO
「日産従業員とベクトル合わせ、日産をあるべき姿に戻します。ワンチームで協力する限り、参加できない競争はありません。きょうから私たちは日産の未来を切り開いてまいります」
(「グッド!モーニング」2025年5月14日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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