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■初の5月開催も…強風と雨
夏の風物詩、花火。東京・足立区で毎年7月に開催されていた「足立の花火」は、例年1万発以上の花火が夜空を彩っていた。
しかし、去年は“ゲリラ雷雨”により、開始25分前に中止となった。
今年は「熱中症」のリスクや「ゲリラ雷雨・台風による中止」を避けるため、5月に開催を前倒すことに。
そして開催当日を迎えたが、31日、東京都心では最大瞬間風速12.7メートルを記録。荒れた天気の影響は至る所に…。強風の影響で、来賓用のテントが転倒。数十メートルにわたって横倒しになった。
場所取りに訪れた人にも強風が襲い掛かる。横殴りの雨も打ち付けた。
埼玉県から訪れた人
「寒いですね。この1週間、2週間くらい前、夏日で暑すぎたのにね」
■浴衣でブルブル 外国人の姿も
会場近くにある浴衣の貸し出し会場には、外国人の姿も見られた。
ドイツから来た観光客
「浴衣を着るのはヨーロッパでできないし、日本の経験だから着てみたかったんです」
浴衣に心が躍る反面、心配なのはやはり天気。
「(Q.天気心配?)心配している…。今雨が降っていると思います」
「風がすごく強いですから…ちょっと心配」
花火の打ち上げまでおよそ4時間。それまで、浴衣を着て観光を楽しむという。
高校からの友人だという女性2人組は、こう話した。
浴衣を着付けてもらった大学生
「気合入れて、着る機会があんまりないのでいい機会だなって思いました」
「風が強いのでとにかく中止にならないように、晴れたらいいな」
しかし、その思いとは裏腹に、花火会場は強風と雨。何とか河川敷で見る場所を確保したものの…。
「(Q.浴衣はどう?)結構寒いです」
「(Q.風強いですけど?)でも楽しみの方が強いので大丈夫かなと」
せめて温かいものをと屋台に買い出しに出かけた友人が戻ると…。
「やばい、(シートが)めっちゃ濡れてる」
「ハンカチ持ってなかった…すまん」
「計算外」
買ってきたカリカリチーズとお肉も…。
「(Q.温かい?)もう温かくないです」
せっかくセットしてもらった髪も、強風で崩れてしまう。2人は寒さに耐えながら、花火の打ち上げを待ち続けることに。
■まさかの2年連続中止「ガッカリの一言」
訪れた人たちが天候の回復を今か今かと待ち望むなか、突然スピーカーから聞こえてきたのは、まさかの2年連続中止の発表。大会運営によると、強風によって花火の燃えカスが住宅へ落下する可能性を考慮し中止の判断をしたという。
2年連続で花火が見られなかった男性
「ガッカリです。ガッカリの一言です」
傘一本で待っていた浴衣の大学生2人は、まさかの事態に言葉を失った。
「やってほしかったです」
「寒かったもんね。来年は晴れるといいなって思います」
最後にせめてもの思い出にと浴衣姿で記念撮影。
■失意の片づけ 駅前は大混雑
落胆する人たちに追い打ちをかけたのが、強風のなかの片づけだ。
町内会で花火を楽しむ予定だったというグループ。ひときわ大きいシートを持参したため、片づけるのも一苦労だ。
地元の男性
「重いな!水たまっているんじゃないのこれ!」
一方、シートを置いて帰ってしまった人が相次ぎ、なかには傘や椅子が放置されている場所もあった。
地元の男性
「その辺ね、片さないで帰っちゃったよ。さっきいたのに、皆いなくなっちゃった」
浴衣を着て花火が始まるのを心待ちにしていたドイツから来た2人。駅周辺で観光していたため中止になったことを知らず、会場に向かおうとしていた。
「(Q.中止になっちゃいました)NO!!!」
「全然知らなかったから!マジで!?残念だと思うけど、しょうがないかな。天気のせいですから、しょうがないよね。楽しかった!運が良くないけど、浴衣があれば大丈夫です」
中止の発表を受け、多くの人が一斉に駅に向かったため歩道は大混雑。駅が近くなるにつれ、どんどん流れが悪くなり、一歩も進めなくなってしまった。
歩道は人で埋め尽くされ、信号が変わっても渡りきれず、歩道はさらに渋滞していった。
大きな混乱はなかったものの、中止のアナウンスからおよそ2時間近く駅前の混雑は続いた。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年6月2日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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