コメどころ…揺れる農業票 参院選・新潟選挙区【報道ステーション】(2025年7月17日)
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日本一のコメどころ新潟。
農家の支援を訴える与野党候補の争いに、日本一の米どころで、農業票が揺れています。
現職候補の応援に立った立憲民主党の野田代表。備蓄米をめぐる政府の姿勢を批判しました。
立憲民主党 野田佳彦代表(10日)
「いざというときの備えをどんどん出して、足りなくなってきたら、輸入米に頼るんですか。輸入米に頼ったら、食料自給率上げることなんかできなくなるじゃないですか」
2期目を目指す立憲民主党の打越さく良候補(57)。党が打ち出す農業政策を、強調します。
立憲民主党 打越さく良候補(10日)
「私は、戸別所得補償制度をバージョンアップして、農家の方たちが農地をしっかり支えて、安心して、農業を、日本の主食・コメを作っていただける。そんな政治にしたいと思いますが、皆さん、いかがでしょうか」
立憲は、去年の衆議院選挙で、県内5つの選挙区、すべてで勝利しました。
7日は、西村智奈美議員の地元の佐渡を、2人で回ります。
田んぼが広がる農村部では、作業している農家が、選挙カーへ手を振ります。コメ農家との会話では、農業の大規模化を掲げる政府への不満が出ます。
コメ農家(7日)
「小泉さんは、農家の敵だよ。この辺は、中小規模農家が多い。特に、佐渡は耕作地が狭いから。できれば、中小規模の農家を保護・育成してくれるような方向に持っていってもらえれば、ありがたい」
打越候補が打ち出す政策。
立憲民主党 打越さく良候補(7日)
「農地を支えてくださっている農家の皆さんへの直接支払制度を実現することによって、農家の皆さん、そして、日本の食を守っていきたい」
立憲は、農地を維持するための交付金として、0.1ヘクタールの田んぼにつき、2万3000円を支給する政策を唱えます。
対する自民党。石破総理は、過去の民主党の農政を批判します。
自民党 石破茂総裁(5日)
「民主党政権のときに、基盤整備費が大きく減らされた。我々、自公政権で、基盤整備費を戻してきていますが、基盤整備をきちんと行う。コストを下げる」
新人の中村真衣候補(46)も、呼びかけるのは、農政改革です。
自民党 中村真衣候補(5日)
「農家の皆さんを守るには、しっかりと農家の皆さんが、安心して生産ができる環境を作っていくこと」
中村候補は、シドニーオリンピックの銀メダリストで、東京大会では、聖火ランナーを務めました。スポーツ界のレジェンドも、続々、駆け付けます。30年来の親友だという岩崎恭子さんや、長野オリンピック銅メダリストの岡崎朋美さん。総力戦を展開します。
7日、JAの前には、50人ほどの農家らの姿がありました。
所得の補償を広げつつ、コメの値上がりを食い止めるため、流通経路を見直すことなどを掲げます。
自民党 中村真衣候補(7日)
「私たちが、毎日、おいしくご飯を食べられるのは、農家の皆さんのおかげなんです。農家の皆さんの所得補償をもっと広げていかなければいけない。消費者の声も、しっかり形にしていかなければいけません」
演説を聞いたコメ農家が期待するのは、小泉改革です。
コメ農家(7日)
「進次郎さんは、よくやったと思います。小泉大臣みたいに(中村候補も)バンバン言ってもらった方が、農協もそれに対して変わってくれると思う」
その小泉大臣も、駆け付けました。
小泉進次郎農林水産大臣(11日)
「生産者の皆さんが、安心して、増産にも取り組める。消費者の皆さんが、高いからやめようと思わずに、安心してお米を買える。そういった方向に、必ず、両立をさせていきます」
JA新潟の政治団体は、今回、自民党候補を、推薦しています。
JA新潟中央会 伊藤能徳会長
「自民党を推薦していますけれども、今回については、おそらく最終的には、生産者の皆さんが判断することだと思う。価格の高騰を抑えるというには、少しは私どもも理解するところはあるけれども、あまりにも次から次へと備蓄米を出して、生産者に対して、不安を少し与えているという面がある」
1人区になった2016年以降、参院選では、自民が1勝、野党系の候補が2勝。いずれも僅差で勝負が決まってきた、毎回、激戦が繰り広げられる選挙区です。
その与野党対決に割って入るのが、参政党の平井恵里子候補(46)です。
実家で収穫したコメでおにぎりを作り、毎日、持参しています。第1次産業に従事する人を公務員化することを公約に掲げ、コメの増産を訴えています。
参政党 平井恵里子候補
「1次産業を守ってくださる方には、国として、お金を出しますよというふうにしないと、ずっと解決しないと思います」
NHK党からは、新人の原田公成候補(68)が、農業法人の参入拡大などを訴え、出馬しています。
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
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