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■100万円かけての防犯対策も
深夜、福島県内の静まり返った青果店に忍び込む帽子を目深にかぶった2人組。店内を物色した末に手にした、見覚えのある茶色い袋は「福島県産コシヒカリ」です。
貴重なコメを盗まれる瞬間が防犯カメラに映っていました。
相次ぐコメ泥棒から、コメを守ろうと対策を講じる農家も出てきています。
コメどころの福島県で、コメ泥棒の被害に遭った青果店の社長は怒りが収まりません。
やっちゃば 堀井一樹社長
「ただただ怒りしかないですね」
盗まれたのは福島県産のコシヒカリ5キロです。総務省によると、福島県産コシヒカリの価格は4200円ほどです。この店にとっては特別なコメでした。
堀井社長
「コメの仕入れがお米屋さんから制限かかって、仕入れできなくなった状態です。売るコメもなかったので、従業員が食べるように取っておいたコメをバックヤードに置いていた。最後の1個だった」
コメ泥棒は、隣の村にも現れました。
えびす食堂 店主 大須賀一吉さん
「コメをここに置いておいた」
コメ40キロほどと、現金およそ1万5000円が盗まれました。
大須賀さん
「なんで、うちがやられなくちゃならないのか。悔しさが一番」
相次ぐコメ泥棒に備えて、対策に乗り出す農家も現れました。
茨城県河内町にある農家の心配の種は、倉庫に保管してあるコメです。倉庫にはおよそ4トン、金額にすると400万円分のコメが保管されています。
ゆうゆう農園 山田浩之代表
「出荷するコメがなくなってしまうと、スーパーや消費者に迷惑がかかる」
そこで、およそ100万円の費用をかけて防犯カメラとセンサーを設置しました。敷地内の侵入者を感知し、自動で録画します。
山田代表
「大事に育てたコメがタダで持っていかれる。なくなってしまうことは非常に残念でならないので、やめてほしい」
(「グッド!モーニング」2025年5月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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