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◆「脱炭素社会の実現」切り札は“水素”
脱炭素社会、いわゆるカーボンニュートラルの実現は今や世界の潮流、対応できない企業は生き残れないとさえ言われています。脱炭素社会実現の鍵を握ると言われているのが水素です。
メ~テレ 小松崎花菜アナウンサー
「国内外から様々な水素の最先端技術が集まった展示会です。展示の数はもちろん人の数がとにかくすごい」
2004年から開催している世界最大級の水素エネルギー分野の展示会。今年は20カ国350社が出展しています
小松崎花菜アナウンサー
「ひときわ、人が集まっているブースがありますね」
そこで見つけたのは水素を燃やしてピザを焼く「石窯」。
トヨタ自動車株式会社 水素製品開発部 岩井顕主幹
「燃やしても出るのが水蒸気だけということで、非常に環境に配慮できたようなそういう窯になっております」
燃やした時、水だけが排出されるクリーンな水素ですがなぜ脱炭素社会の切り札となるのでしょうか。
水素燃料電池展にも出展していた水素燃料電池ナノ材料研究センターを訪ねました。
◆脱炭素には「再生可能エネルギー」を最大限に
山梨大学 水素・燃料電池ナノ材料研究センター 飯山明裕センター長
「燃料電池を積んでいて、これが200ワットの燃料電池になります。タンクを満タンにすると100キロくらい走るんです」
これまでの電動アシスト自転車の倍以上の距離を走ることができる水素燃料電池自転車。開発には4年かかりました。
効率的な燃料電池と水素製造を研究する日本屈指の規模を誇るこの研究センターの飯山センター長は水素の重要性について。
飯山明裕センター長
「水電解で水素に変えれば、その水素はいつでも使えます。燃料電池で電気を起こすこともできますし、ボイラー燃やして熱として使うこともできるのでカーボンニュートラルに移行する時のキーになる物質エネルギーだと思いますね」
さらに水素は汚泥や食品廃棄物など多種多様なものから製造することができるのも利点の一つだと言います。
一方で運搬に課題があるとも言われています。
飯山明裕センター長
「工業地帯の中のパイプラインで安く発電所や化学工場に輸送して、そこで大量に使うと」
◆「水素」を地産地消 世界初のホテルとは?
地産地消、パイプラインでの運用を実現している所が神奈川県の工業地帯にありました。
羽田空港にほど近い世界初の水素ホテルと言われる「東急REIホテル」。
テレビ朝日 平石直之アナウンサー
「こちらですね、結構大きな」
開業当時の事業企画部長 武井隆氏
「かなりサイズとしては大きいですね。いわゆる燃料電池というものですね」
ホテルの前に置かれた水素燃料電池が一日20時間発電、ホテル全体の20%に当たる電力を供給しています。
その水素を供給しているのがホテルから5キロにある化学メーカー「レゾナック」の工場。ここでは水素の原料に意外なものを使っていました。
株式会社レゾナック プラスチックケミカルリサイクル推進室 伊東浩史室長
「(Q:これは何ですか?)全国の自治体が家庭から集めたプラスチックごみ」
「(Q:ベーコンとか書いてあります。いわゆる袋とか)ちょうど見えています、マークが」
「(Q:これが水素の原料になっていると?)この工場では分子レベルまで(プラスチックごみを)分解して、それを最終的に水素・H2にしたり化学原料として使っています」
全国から集められた家庭用プラスチックゴミは水素を取り出すためにまず機械で細かく砕きます。
平石直之アナウンサー
「軽々と持ち上げましたね。重いんですよ。これで載せてそして上げていくわけですね」
伊東浩史室長
「一番奥の所のその下に破砕機がありますので」
平石直之アナウンサー
「今、落ちました。一つ落ちました」
細かくしたプラスチックゴミは金属など異物を取り除いた後、形を整えます。
伊東浩史室長
「次のガス化工程、燃分解工程で(炉に)投入するため形を整えます」
平石直之アナウンサー
「匂いがしますね」
伊東浩史室長
「ごみ由来のものです」
成形したプラスチックは、熱分解炉に運ばれそこで水素を取り出します。
伊東浩史室長
「(Q.先ほどのものを持ち込んでどこに投入?)高さ60メートルの頂上まで先ほどのプラスチックを持ち上げていきます。そこからこのプラントの中にあるガス化分解炉にプラスチックが投入されている」
投入されたプラスチックは1400℃まで熱せられ、分子レベルまで分解。取り出した水素を工場内のパイプでタンクに運び貯蔵します。
平石直之アナウンサー
「この中に水素がためられていると言う事ですね。このパイプを通って水素が運ばれていくと言う事ですね」
伊東浩史室長
「ぎゅっと圧力が高い状態で送り出しています」
一旦タンクにためられた水素は総延長10キロの地下パイプラインを通って地域の工場に供給されています。東急REIホテルもそのなかの1つ。
伊東浩史室長
「(Q.ホテルでも使い始めていますが、そのことをどう受け止めますか?)我々が造りだした水素が他業種でエネルギー源として使われるのは誇りに思います」
生活のなかで発生するプラスチックごみを再生してエネルギーとして使用。循環型のエネルギーシステムがここでは稼働していました。
このホテルでは水素燃料電池の電力を使い、フロント脇のロビーでリーフレタスのスピード栽培を行っています。
この日はホテルの取り組みを知ってもらうために近所の小中学生を招待し、レタスの収穫を行いました。
川崎キングスカイフロント東急REIホテル 佐田大樹氏
「泊まるだけでエコなホテルといったところで、皆さんにたくさん遊びに来ていただきたいと思っております」
ホテルでとれたレタスは、土日限定で朝食として利用客に提供されています。
イタリアからの観光客
「地球の将来にとっていいことだと思う。だからそういう基準をホテルやレストランを選ぶときに使いたいね」
脱炭素社会に不可欠な水素の活用。しかし、まだコスト高など課題も抱えています。
武井隆氏
「お客様自身も宿泊あるいは旅をするなかで、いわゆる地球にいいことをする、地球に貢献したい。こういう気持ちが強くなって、我々のホテルが選ばれる回数が増えてきているんじゃないかと」
(サンデーLIVE!! 2024年3月3日OA)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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