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能登半島地震で発生した石川県輪島市の大規模火災。実は過去の震災での出火原因の約6割は「電気関連」です。そして、その危険は地震発生直後だけではないというのです。
「通電火災」の実験映像。地震の揺れで散乱したままの部屋で停電が復旧すると、スイッチがオンのままだった電気ストーブに通電します。しばらくすると、ストーブに接触してしまった衣類が燃え始めました。そして、炎は周りに広がり、あっという間に大きな炎になりました。
こうした通電火災を防ぐのに効果的として注目されているのが「感震ブレーカー」です。
揺れを感知すると警告音が鳴り、自動でブレーカーが落ちて電気の供給を遮断します。
感震ブレーカーについては、東京都が対象地域に配布するなど国や多くの自治体から設置が呼び掛けられています。
能登半島地震以降、問い合わせが急増しているという静岡市で、築48年の木造2階建ての家に住む近藤和芳さん（78）は今回の震災がきっかけで感震ブレーカーの設置を決めました。
感震ブレーカーを導入 近藤和芳さん
「市から補助を受けられる。その気になった。必要最小限、やれることをやっておいた方が良い」
感震ブレーカーは内閣府によりますと、電気工事がいらないコンセントタイプや自宅の分電盤に後付けできるタイプもあるそうです。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp
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