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■北海道で吹雪&過酷な通勤
寒波を前に、すでに大荒れです。記録的な雪が続いた北海道留萌市。20日も17メートルを超える風が吹き、あっという間に視界を奪います。留萌市では夜明け前から始まる雪かき…。
住民:「(Q.雪かきは何時から?)きょうは午前3時」「大変だ、留萌の人はね」
風だけではなく最低気温マイナス4℃を下回る町は電話ボックスも凍てつくほどです。雪捨て場はまだ開設されておらず、家の周りに積もる一方です。
住民:「(屋根から)雪が落ちて(玄関が)埋まっていた」
“通勤”の過酷さを物語る家族に会いました。
子どもと出勤:「きょうも仕事です。いつもより10分以上早く出ないと間に合わない」
保育園に行く子どもを車に乗せ、母親がダッシュします。スコップを持って戻ります。車が出られるように自力で除雪します。ようやく出勤です。
雪に慣れたはずの地域でも、交通インフラへの影響は深刻です。旭川の病院に向かう男性。ただ、まだバスは一部運休が続いていました。ごみ収集もままならず、月曜のごみがそのままです。
住民:「これ燃えるごみ。月曜回収されるはずだった。(市に)聞いたら持っていくと。本当に大変だ」
留萌市は順次回ると広報しています。
海を映したカメラ。白波が立ち荒れていますが、それすらも分からないほど視界はなくなります。
住民:「きょう・あすからすごく降るって言ってて、これ以上、降られたらもう出歩けない」
■新潟“車の立ち往生”に警戒
新潟市でも雪が降り始めました。不安を募らせている場所がありました。食料品などを運ぶ新潟市内の運送会社です。
東新運輸 大滝慶太常務:「かなり、びくびくしている状況」
強烈な寒波の襲来で、日本海側では21日の朝にも大雪になる恐れがあります。よみがえるのは去年の苦い経験です。
東新運輸 大滝慶太常務:「乗務員も何人か通行止めに引っ掛かった」
ちょうど1年前の新潟県の立ち往生です。800台以上が33キロにわたって進めなくなり、解消まで3日がかかりました。この運送会社も100台以上が巻き込まれたといいます。
東新運輸 大滝慶太常務:「(立ち往生が)数日となってしまうと、売り上げの前に人命の方が危惧される」
安全を守るために、会社は食料や燃料などの備蓄をドライバーに呼び掛けています。
運転手:「準備しておくに越したことはない、使う使わないは別としても」
最新の技術も駆使しています。
東新運輸 大滝慶太常務:「現在地、車両ごとにどこにいるか一目で分かるようになっています」
GPSでトラックの位置を把握。渋滞の情報などをドライバーと共有し、ルートの変更などを指示します。
東新運輸 大滝慶太常務:「(Q.渋滞時に役立つことは?)近くの者同士で連絡を取り合って『トイレがあそこだったら近い』とか『(コンビニで)食料まだ売っていた』とか、そういった情報を共有してもらう」
立ち往生に警戒する一方で、こんな疑問も。過去の現場で目にしたのがスタックしたトラックの多さです。冬タイヤを履いていても避けられない事情がありました。
■なぜ?冬用タイヤでも立ち往生
大雪で懸念されるトラックの立ち往生。重いトラックは冬用タイヤを装着していても動けなくなる恐れがあるといいます。
東新運輸 大滝慶太常務:「一気に雪が降ってしまうと圧雪になる手前のふかふか雪で空転をしたりとか。空転すると雪を掘ってしまうので出づらくなる」
立ち往生が起きた道路を再現した実験。積雪がある道路を多くの車が走ることで次第に溝ができます。その溝に冬用タイヤを装着した2トントラックが差し掛かり通過しようとすると、抜け出せなくなります。トラックに限らず抜け出すためにはタイヤの前の雪を取り除いたり、布などをタイヤの下に敷く方法があるということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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