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バス運転手不足“20歳の救世主”デビューに密着 減便・廃止が各地で相次ぐ 広島【羽鳥慎一モーニングショー】(2024年11月29日) -芸能ニュース/炎上まとめ

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運転手の時間外労働を制限する“2024年問題”の影響などで、バスの減便や廃止が各地で相次いでいます。運転手の高齢化も問題となるなか、二十歳のバス運転手がデビューしました。

■一人前のバス運転手としてデビュー

 出勤時間の1時間前、少し不安そうな表情を浮かべながら姿を見せたのは、地元の高校を卒業後、広島交通に入社した藤原茉央さん(20)。

 藤原さんにとって、この日は“特別な日”です。

藤原さん
「幼いころから憧れていたことが、きょうできるので。楽しみもあるんですけど、不安と緊張もあります」

 およそ4カ月にわたる教習を経て、一人前のバス運転手としてデビューする日。

上司
「大丈夫か?」

藤原さん
「ちょっと緊張しています」

 緊張からか何度も汗を拭い、いざ運転席へ。

藤原さん
「(Q.落ち着かない?)そうですね。落ち着かないです」

■全国に先駆け若手運転手を養成

 我々が藤原さんと出会ったのは今年4月。

藤原さん
「(Q.今のご年齢は?)19歳です」

 バス運転手の平均年齢が53歳を超えるなか、藤原さんは10代でバス業界に飛び込みました。

 バス業界は今、深刻な問題を抱えています。それが運転手の働き方改革で時間外労働の上限が年間960時間に規制される“2024年問題”です。

 バス運転手は、全産業と比べ平均労働時間が1カ月あたり、およそ20時間長い一方、年収はおよそ1割低い453万円です。

広島交通運輸部 長戸忠則部長
「時間が長くて年収が低くてというのが妙に取り出されているんですけど。バスの運転手もやりがいがあるぞと、そういうものが伝わればいいなと。本当に若返りを図らないと大変なことになる」

 人手不足を危惧した広島交通は全国に先駆け、2019年から「高卒採用」を取り入れ、若手運転手を養成しています。

 その後、おととしの法改正で、バスの運転に必要な「大型二種免許」の取得条件が19歳に引き下げられました。

先輩運転手
「(免許試験は)全部一発?」

藤原さん(当時19歳)
「いや、筆記だけは二発。最初1点足りなくて」

 交付されたばかりの藤原さんの大型二種免許証には「平成16年生まれ」と刻まれています。

先輩運転手
「(入社から)1年間は免許を取れないので、その間は事務職で」

藤原さん(当時19歳)
「そうですね。長い期間」

■藤原さんの教習初日に密着

 教習初日、緊張で声が震える藤原さん。

藤原さん(当時19歳)
「ご乗車あり…ありがとうございます」

教官
「席が決まったら、ミラーを合わせてね」

藤原さん(当時19歳)
「はい」

教官
「外はOK?」

藤原さん(当時19歳)
「ちょっと右が…」

 一度バスを降りて念入りにミラーを調整します。

藤原さん(当時19歳)
「大丈夫です」

教官
「大丈夫?それじゃあエンジンかけて」

 バス運転歴33年のベテラン、千早哲哉さん(63)が教官を務めます。

千早教官
「(Q.藤原さんとは何歳差?)(藤原さんが)19歳なので44歳差ですか。うちの孫と同じぐらい」

 2人の年の差は、まさに“おじいちゃんと孫”。しかし、ひとたび公道へ出ると、千早さんは目を光らせ、厳しく指導にあたります。

千早教官
「ダンプが来ているので右に寄らないようにね。左の線に沿って、左の白線に沿って行きます」

藤原さん(当時19歳)
「はい」

 初めての教習で、ハンドルを握る手にも力が入ります。トラックとすれ違う際には、慎重になりすぎるあまり、速度が20キロ以下になっています。

千早教官
「藤原くん、もうちょっと(アクセル)踏んでみよう。40キロぐらいまで。左の白線に沿ってね」

 “恐怖心”からかスピードを落とし、左から車が見えただけでブレーキを踏む場面もありました。

藤原さん(当時19歳)
「ものすごく緊張しました」

千早教官
「緊張した?ハハハハ…大丈夫、これから上手になるからね」

藤原さん(当時19歳)
「お疲れ様でした」

千早教官
「汗かいた?」

藤原さん(当時19歳)
「結構かきました」

 教習を終えると、千早さんは優しい笑顔で話しかけます。

千早教官
「楽しく行くことを心がけていますね。あまり叱っても伸びないので。まぁ…(笑)」

 教習を終えてホッとした藤原さんは、この日、初めての笑顔を見せました。

■20歳の挑戦 バス運転手を目指す“ワケ”

 勤務を終え、自宅に戻ると“ある写真”を見せてくれました。

藤原さん
「バス祭りに行った時、運転席に座った時の写真です。4歳か5歳か。バスはこのころから好きで、運転手になりたいなという思いでした」

 中学校の職場体験では、初めてバス運転手の仕事を体験しました。

藤原さん
「バスに乗って洗車機を通ったり、営業所の中を見させてもらったり」

 さらに、実家には大量のバスグッズがあります。

藤原さん
「これは実際に使われていたつり革。マニアックなものを買ってきた時は、(親に)『それいるん?』って言われます」

 しかし、「バスが好き」と言うことだけでは、運転手は務まりません。

先輩運転手
「ギリギリでしょ?トラックが」

藤原さん(当時19歳)
「ギリギリですね」

先輩運転手
「だからオーバーハングになる可能性がある」

 バスの構造上、曲がる際に後方部分が外に膨らみ、はみ出してしまうオーバーハング。車線の内側に寄せるなどの技術が求められます。大切なのは運転技術の他にも…。

アナウンス
「次は安佐北区民文化センター入口」

千早教官
「送りミスしているよ」

 次のバス停を知らせる際に流す音声案内を間違えるミス。長い教習期間中、挫折しそうになった事もあるそうです。

藤原さん
「時間通りに運行できなかったりした時にダメなのかなと思ったりしたんですが、ここで諦めたらいけないなと」

■教習113日目 デビュー目前の“最後の関門”

 免許取得からおよそ4カ月、デビュー目前の“最後の関門”。それは、片道およそ1時間かけ、営業所から広島市中心部にあるバスセンターまで客を乗せて運行すること。

藤原さん
「次は中緑井です。バスが止まってから席をお立ちください」

利用者
「子ども2人と大人1人です」

藤原さん
「現金はこちらです。ありがとうございました」

 4カ月前はスピードを緩め気味だった、トラックとのすれ違いも今では軽々こなし、千早教官も誇らしげです。

利用者
「こうやって若い人が活躍してくださるのはすごくうれしいし、利用させてもらっている私からしてもありがたい」

利用者(84)
「もう免許、81歳で返しましたから。(若い人がいると)安心。20歳ですごいね」

藤原さん
「次は終点、広島バスセンターです」
「ありがとうございました」

千早教官
「最初はおとなしい子で、マイク案内もできないような子だったんですが、やっぱり運転手っていう使命感ですかね。合格です」

 およそ4カ月の教習を経て、ついに「一人前の運転手」としてデビューが認められました。

長戸部長
「地域の公共機関として、皆さんの足になってもらうことを大いに期待しています。これから頑張りましょう」

藤原さん
「ありがとうございます」

 デビュー初日は、市立病院が発着点の路線を1人で運行。

藤原さん
「発車します。ご注意ください」
「ありがとうございました」
「(1人でも)だんだんと心に余裕が持てるようになった」

 出勤からおよそ12時間。営業所に戻ってきた藤原さんは次のように話します。

藤原さん
「(Q.一日長かった?)長いなとは思いました」
「運転手になって、自分のやりたい仕事をできているので、責任感はすごいあるんですけど夢がかなったなという実感はあります」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年11月29日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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