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■「景色で飲む」雪見列車
青森県のローカル鉄道「青い森鉄道」。東北新幹線の延伸に伴い、2002年に並行在来線である東北本線の青森県内の経営をJR東日本から引き継いだ。岩手県との県境に近い目時駅と青森駅121.9キロを結ぶ鉄道だ。
雪景色を眺めながら地酒と豪華なつまみを堪能できるのが「酒のあで雪見列車」。「酒のあで」とは「つまみ」を意味する「あて」が青森なまりで濁ったものだ。
三沢駅から青森駅へおよそ1時間半。冬限定の観光列車で、今年10年目を迎える。今年は新たな試みも…。
車内アナウンス
「今年は日本酒をもっとおいしく飲める、初めての日本酒サポートを開催しております」
日本酒サポート 工藤宏明さん
「本日ですけれど、5種類のお酒をご用意させていただいております。どれも青森県のお酒です。特に真ん中の『マグロ』というお酒、こちらは酒蔵さんがマグロ料理に合うように開発したお酒で」
日本酒は5種類の中から好みの3種類を選ぶことができ、“酒のあで”は青森の味覚の代表格・マグロをふんだんに使ったもの。
雪景色が広がる車窓を楽しみながら、まずは、本マグロのお造りから…。
菅原知弘アナウンサー
「サシが入ったトロですね、いただきます。おいしい。かなりいい部位使ってますね。脂がすごい」
「これに日本酒を合わせるということですね。まずはこちら、マグロのラベルのものからいただきます。最初の飲み口は辛口でちょっとキレがありますね。あとからふわっと甘い香りが鼻に抜ける感じで、食事とのペアリングがいい」
他にも、マグロの希少部位、胃袋のぬた和えなどマグロ尽くしの“あで”を堪能。参加者は全国各地から訪れた。
東京・三鷹市から家族で参加(30代)
「(Q.青森はお酒おいしいですよね?)初めて来たが、すごくおいしい」
こちらは、栃木からグループで参加。元教員仲間だという。
栃木県からグループで参加(70代)
「段々、雪が深くなっていくのがいいですね」
「(Q.変化感じますか?)感じます、感じます」
栃木県からグループで参加(80代)
「お酒はやっぱり、景色で飲むんだよね」
しばらくすると…。
栃木県からグループで参加(70代)
「いいね、海は最高だ」
通常ダイヤではすぐに通過してしまう絶景スポットでも、特別列車のため、ゆっくりと走行してくれる。
さらに青森の伝統祭りにも登場するねぶたばやしを生で体験できる。
■寝台特急減で「収入は当たり前に落ちる」
一体なぜ、この観光列車は始まったのか?その誕生の背景には北国の冬ならではの問題があったという。
青い森鉄道 経営戦略部 常田拓主任
「冬になると、特に屋外の観光地というのはだんだん閉まってしまう。観光客を中心に乗る人は減ってくる」
当時の輸送人員の月別データでは、8月に比べ2月は実に7万5000人も減少している。雪の影響によるものだという。さらに…。
常田主任
「東京都内から北海道にわたっていく寝台特急はなくなっていくというのは当時から言われていて、それがなくなるということは、お客さんがなくなるわけですから。収入は当たり前に落ちる」
2015年8月、ラストランとなったブルートレイン・北斗星は青い森鉄道の路線も使用していた。引退によって運賃収入分がなくなってしまうため、新たな収入源の開拓に迫られていたという。
常田主任
「普段から観光をどうやって青森を盛り上げていけばいいのか、普段から『星野リゾート』が考えているので『なんとか一緒に何かできませんか』と当社からお願いしに行ったのがきっかけです」
■2016年1月に運行開始 魅力再発見につながる
青い森鉄道は、地元・三沢市にある観光企業「星野リゾート青森屋」とタッグを組んだ。
星野リゾート 青森屋
山形徹支配人
「青森県のいろんな特色のあるものをすべて詰め込んで、青森県が一日で体感できる。(宿の)コンセプトは『のれそれ青森』。“のれそれ”というのは『目いっぱい』ということ」
当時、目いっぱい青森県を詰め込んだ冬の観光列車を提案したという。さらに観光客の足を遠ざけていた雪を、逆転の発想でチャンスと捉え誕生したのが「酒のあで雪見列車」だという。
山形支配人
「真冬の雪景色を見ながら飲める観光列車は、まずどこにもないと。じゃあやってみようと。例えば、そこにはお酒をつくっていただける酒蔵の方々のPRだったり、料理をつくる地元の方々だったり、そういうもののPRにもつながっていくとなると、青森県全体を盛り上げなければいけないと思っている」
そして、2016年1月に初めて「酒のあで雪見列車」を運行し、今もなお冬の人気の観光列車として親しまれている。
東京・三鷹市から家族で参加(30代)
「普段のご褒美というか、楽しんでいます」
青森県の魅力の再発見につながった観光列車。今後については…。
常田主任
「日本人の観光客はもちろん、そこにプラスで海外から来るお客さんが日本、ひいては青森の観光に何を求めているのか、引き続き探っていかなければいけない」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2025年1月31日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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