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■日本の食文化「駅弁」ピンチ
タレにたっぷりとつけられたイカめし。こちらには、大ぶりのカキが6つ。その横にはご飯を覆い隠すほどの牛肉。
全国各地からおよそ350種類の絶品駅弁が集合した「全国有名駅弁大会」。会場の一角は、オープンから3分ほどで、この混雑ぶりです。
「旅のお供」として欠かせない駅弁。最近では、一部のスーパーでも買えるようになるなど、私たちの生活に身近になってきています。
しかし、そんな駅弁業界が今、直面している問題があります。後継者不足などにより、弁当の製造業者は年々、減少傾向にあるのです。さらに追い打ちをかけるのが…。
京王百貨店新宿店 食品・レストラン部バイヤー 横山和正さん
「世の中的にも人件費だったり物流費だったり原価も上がっているので、弁当自体も以前よりかは値段が高くなっている印象がありますね」
そんな“物価高”のなかでも、売り上げを伸ばすべく、駅弁を提供する会社はさまざまな工夫を行っていました。
■駅弁各社の物価高対策(1)「異色ミックスで乗り切れ!」
コメの価格が高騰している現状を打開するため、あるものとコラボして開発されたのが、こちらの駅弁です。
横山さん
「ごはんとラーメン。麺をミックスして価格を抑えながら、新しいものを提案するという商品を作りました」
駅弁のコラボ相手に選んだのは「ご当地のラーメン」。鹿児島の「黒豚炙り焼豚ラーメン」や茨城の「あんこう味噌ラーメン」などとコラボし、3つの店舗で3種類を販売しています。
中を見てみると、通常はコメが入っているスペースに麺が入っています。コメの高騰が続くなか、半分を麺にすることで価格を抑えつつ、新たな魅力を生み出せる駅弁を作りました。
横山さん
「新しいものを手に取って頂けると、値段も大事だが色んな人に知ってもらって、そうすると地場も潤うかなと思う。新しい物を生み出すというアイデアみたいなのをどんどん取引先の方に伝えて一緒にやっていきたいなと思っています」
■駅弁各社の物価高対策(2)「多種類で選ぶ楽しみを」
蛸壺(たこつぼ)風の陶器の中には、真だこや季節の野菜。特徴的な外観が有名な「ひっぱりだこ飯」。
しかし、この人気の駅弁にも物価高の波が押し寄せています。
淡路屋 食品開発主任 佐藤慎也さん
「コメとタコですね。タコは本当に(金額が)1.5倍ぐらいにはなっていますね。数百円単位であげたいところなんですけど、数十円ずつあげさせていただいているという状況ですね」
具材として欠かせない「タコ」と「コメ」の高騰。やむにやまれず値上げに踏み切りましたが、その一方で別の魅力を打ち出し、売り上げの確保に努めています。
それが、器の側面にカラフルなデザインが施された蛸壺容器。迷彩柄の容器や新幹線。さらに映える金ぴかのド派手な容器もあります。
佐藤さん
「工夫としますと種類を増やして、お客様に対して満足いただけるように日々努力している」
「(Q.何種類くらいある?)約20種類程度はそろえさせていただいています」
通常版の駅弁の販売だけではなく、種類を増やすことで、客に「選ぶ楽しさ」をプラスして販売を行っているんです。
佐藤さん
「選ぶ楽しさもあると思うので、お客様も楽しんで選んでいただけるかなとは思う」
物価高を乗り切るため、さまざまな工夫を凝らす駅弁各社。そんななか、新たな市場に打って出るところもあります。
■駅弁各社の物価高対策(3)「海外進出」
まねき食品 主任 中尾丹櫻さん
「日本の文化である駅弁を海外に輸出する機会を頂いておりまして。今は香港のほうに輸出させていただいています」
まねき食品は、駅弁を香港など海外でも販売しているといいます。実は今、駅弁は海外でも注目されているというのです。
訪日外国人
「(Q.これは『駅弁』です)EKIBEN!新幹線で駅弁いつも食べる」
訪日外国人
「EKIBENです!!EKIBENって書いてありますね。自分はよく日本から駅弁の容器をお土産に持って帰って家で使っているよ」
日本の文化ともいえる「駅弁」を一層、海外に広めようと、先月、老舗の駅弁店3社が共同プロジェクトを始動。来月にはスイスに駅弁の店を出すことが決定しているといいます。
中尾さん
「期間限定でお店を出店させていただきます。どんどん海外の人たちには取り入れていただきたいなと思っております」
創意工夫で厳しい現状を乗り切るため奮闘している駅弁業界。今後どうなっていくのでしょうか?
駅弁ライター 望月崇史さん
「みんな工夫で色んなアイデア、温まるお弁当とか面白い容器のお弁当とか。そういったものを工夫で、アイデアで乗り切ってきて、今も頑張っている。ということを考えると、きっとそういうユニークなアイデアがまたどこかから出てくるので、絶対乗り越えると思います」
(「グッド!モーニング」2025年1月18日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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