国民民主からの「塩対応」批判も　総理は余裕？予算成立見え、野党への歩み寄りなし【もっと知りたい！】【グッド！モーニング】(2025年3月4日)ANNnewsCH

■維新を味方につけ…総理は余裕？

　3日の衆議院予算委員会。ギリギリまで与野党の攻防が続きました。

国民民主党　古川元久代表代行
「どういう形で（3党協議で）リーダーシップを発揮したのか。総理は、現在3党で協議している答弁ばかりで、はっきり言って極めて塩対応」

石破茂総理大臣
「適宜適切に政調会長、幹事長から報告を受けている。総裁が一つ一つに指示をすることは今までもなかった。我が党においての意思決定というのはそういうものだ。かえって議論の混乱を惹起（じゃっき）するのはいいことではない」

　高校無償化で維新の合意を取り付けた今、石破総理にこれ以上野党へ歩み寄る姿勢は感じられません。

■税制改正法案　維新「賛成した」

　その維新ですが、予算案への採決と絡んで最後まで党内でもめていたのが税制改正法案への賛否です。

　新年度予算案の財源の裏付けとなる税制改正法案。与党は年収の壁の引き上げ幅を160万円にして、年収850万円以下の年収制限をかける修正案を国会に提出しました。

　国民民主党は、多くの人に恩恵が行き渡らないと反発して3党協議が破談になった内容ですが、維新が法案に賛成すればそれを認めたことになります。結果は…。

日本維新の会　前原誠司共同代表
「両院議員総会におきましても、数名が反対をされたが、賛成多数ということで、160万の後で出された案も含め、我々は合意をするということにした」
「（Q．（賛成することで）今後の選挙に影響はあるか？）中身について我々が作ったわけではありませんけれども、178万円に向かっての“途中経過”である。我々は賛成したということ。堂々と国民のみなさんに説明をしていきたい」

　新年度予算案は4日に予算委員会で採決し、自民・公明・維新の賛成で可決される見通しです。午後に開かれる衆議院の本会議でも可決され、その後参議院に送られます。

（「グッド！モーニング」2025年3月4日放送分より）
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